2 大  学  院

(1) 学生の受入れ
【過去5年間の概要】
 大学院医学研究科の教育課程は、 細胞・器官系専攻、 生体制御系専攻、 生体防衛機構系専攻、 環境生体系専攻の4専攻の16部門から編成されており、 各専攻の募集人員は表1のとおりである。
 各部門では、 当該研究分野に関与する複数の教官が共同して大学院前期の部門固有の授業科目を担当している。 しかしながら、 特定の専攻に入学者が偏るなど問題点がある。
表1 募集人員
専攻名 人員
細胞・器官系 10
生体制御系 12
生体防衛機構系 4
環境生態系 4
合 計 30
(ア) 一般選抜
入学者の選抜は、 学力検査 (英語)、 面接、 調査書、 健康診断の結果を総合的に評価して選抜する。

(イ) 特別選抜 (外国人留学生)
募集人員は若干名で、 入学者の選抜は、 学力検査 (英語、 日本語)、 面接、 健康診断の結果並びに出願書類を総合的に評価して選抜する。

(ウ) 入学者数
   表2のとおり
表2                     
区分 入学者数
一般選抜外 国人留学生 合計
8年度 14 1 15 1 0 1 16
9年度 10 5 15 3 2 5 20
10年度 19 0 19 0 2 2 21
11年度 11 2 13 1 0 1 14
12年度 10 4 14 0 2 2 16
【点検・評価】 (取組・成果・課題・反省・問題点)
 本学大学院の入学希望者は、 そのほとんどが医学部出身者である。 本学における医学研究の発展とその水準の向上のためには、 大学院の入学定員の確保や他大学および他学部出身者の受け入れについて積極的な取り組みが必要である。
 また、 私費外国人留学生については、 その受入れに際して授業料減免、 奨学金などの財政的な優遇措置及び宿舎の確保などを講ずる必要がある。

【今後の改善方策、 将来構想、 展望等】
 定員に対して入学者が少ないことは問題である。 今後は社会人特別選抜の実施、 昼夜開講制の導入、 大学院の教育研究体制の見直しなど、 大学院の充実・活性化を図るための方策について検討すべきである。

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