1 医  学  部

(6) 成績評価、 単位認定
(ア) 成績評価、 単位認定のあり方・基準について
【過去5年間の概況】
 本学履修規程に従い、 学生は各授業科目の講義、 実験、 実習及び実技のそれぞれの時間数の3分の2以上に出席したものに対して定期試験を行い、 平素の学習及び出席状況も考慮して、 優 (100点〜80点), 良 (79点〜70点), 可 (69点〜60点) 及び不可 (59点〜0点) と判定し、 優, 良, 可を合格としている。
 定期試験の受験資格を有する者が、 正当な理由により当該試験を受けることができなかったときは、 科目担当教官の承認を得て追試験を受けることができる。
 定期試験又は追試験を受験し、 不合格となった者は、 科目担当教官の承認を得て再試験を受けることができる。

【点検・評価】 (取組・成果・課題・反省・問題点)
 各授業科目の単位修得及び履修の認定は、 試験等に基づき科目担当教官が行うものであり、 定期試験、 レポート、 授業への出席状況等により総合的に評価するものである。
 ただ、 科目よっては、 評価の一貫性、 妥当性に問題があると指摘されたこともあり、 教官としての責任を再認識するとともに、 評価差が大きい場合、 調整が課題とされる。

【今後の改善方策, 将来構想, 展望等】
 21世紀医学・医療懇談会第4次報告の中に、 学生に対する教育機能を充実強化し、 学生本位の教育を推進するためには、 すべての教員の医学教育に対する意識を高め、 教育能力の向上を図る必要があると報告されている。
 このことから、 本学においてもファカルティ・ディベロップメント (FD) を活用し、 医学教育者としての専門性を高め、 効果的な教育技法を習得することが必要とされる。

(イ) 他大学等との単位互換の方針と状況
【過去5年間の概況】
 本学学則の第15条において、 「本学が教育上有益と認めるときは、 他の大学又は外国の大学との協議に基づき、 学生に当該大学の授業科目を履修させることができる。」 と規定されており、 平成7年11月宮崎大学との単位互換に関する協定を締結している。

【点検・評価】 (取組・成果・課題・反省・問題点)
 平成10年度に、 宮崎大学農学部との間に単位互換に関して具体的な詰の作業を行っているが、 本学の100分授業に対し宮崎大学が90分授業であること、 双方の授業の開始時間が違うこと, 更には移動時間の確保の問題等から、 実現には至っていない。

【今後の改善方策, 将来構想, 展望等】
 平成13年度に設置予定の看護学科との合同授業を視野に入れて、 医学科の授業時間を90分授業に変えていかなくてはならず、 現在カリキュラム検討部会で検討中である。 単位互換については、 宮崎大学と講義時間帯の調整、 集中講義形式の導入、 授業方法、 授業科目等について調整する必要がある。
また、 宮崎地区大学及び放送大学との単位互換についても検討する必要がある。

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