宮崎大学医学部 放射線医学講座

IVR

 

当科においての主な検査・診療方法

 

2.

治療

 

骨セメント注入術/経皮的椎体形成術

 

どんな病気にされる治療なの?

骨腫瘍が対象疾患です。基本的には、痛みがある病変に対して行われます。

どんなして治療するの?
施設により、やり方に差がありますが、宮崎大学では以下のような流れで行います。

  1. 治療寝台に寝てもらいます。
  2. X線透視で病変の状況や位置を確認し、CT撮影を行って、病変部に対して、どの方向で針を進めるかを検討します。
  3. 針を刺す(穿刺)部分を消毒し、清潔な布で覆います。
  4. 点滴で、痛み止めを投与します。
  5. 穿刺部を局所麻酔します。
  6. X線透視を見ながら針を進め、途中でCTを撮影して、針の状況を確認します。
  7. 6.を数回繰り返して、目的の部位まで針を進めます。
  8. 骨セメントを作成します。
  9. 骨セメントを注入します。
  10. 注入後に確認のCTを撮影して、終了です。

転移性腫瘍の場合は、通常、放射線治療も加えていきます。


治療に伴う合併症ってどんなの?
この治療に関して、起こりえる合併症としては、大きな針を用いることで生じる穿刺部の疼痛(数時間から数日続くこともある)や出血、骨セメントによる熱感・しびれなどの違和感、そのほか、麻酔薬・造影剤・セメントに対する血圧の変化〜ショック症状、穿刺手技そのものに伴うショックが挙げられます。静脈内にセメントが流入して生じる静脈血栓症〜肺塞栓症なども起こりえる合併症です。

治療前の写真

治療後の写真

治療前の圧迫骨折を来した第4腰椎です。

治療前の腰椎の骨が溶けた部分に骨セメントが注入されています。(上の写真と比べて、白い部分が増えています。そこが、骨セメントです。)


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