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教授挨拶

加藤 丈司(教授)

宮崎大学フロンティア科学実験総合センター生理活性物質探索病態解析分野を担当いたしております加藤丈司です。

同分野は、フロンティア科学実験総合センターの生理活性物質研究部門に属し、生理活性物質・ペプチドの探索および病態生理学的役割の解析に関する研究を担当しています。

前回、2011年に教授挨拶を更新させて頂いた後、早くも7年余りが経過しました。また、個人的なことで恐縮ですが、今年、還暦を迎えましたので、顔写真も現状に則した実力相応の写真に更新して、教授挨拶をリニューアルします。さて、私の研究者としてのキャリアーは、1985年、宮崎医科大学大学院入学によりスタートしました。以来、米国での研究を含めて、生理活性物質・ペプチドおよび血圧・循環調節の研究に従事してきました。

本学では、ナトリウム利尿ペプチドやアドレノメデュリンの発見に代表されるように、血圧・循環調節に関わる生理活性物質・ペプチドに関する特色ある研究がなされてきました。
現在、ナトリウム利尿ペプチドは、心不全の診断薬や治療薬として不可欠な薬剤となっています。
また、アドレノメデュリンは、ヒト褐色細胞腫組織から発見されましたが、心血管リモデリング抑制作用や抗炎症作用を発揮することが判明し、治療薬としての有用性が明らかになってきました。
このように新たな生理活性ペプチドの機能や病態生理学的役割を解析することにより、新たな診断や治療手段の可能性が明らかになります。我が国では、少子高齢化社会を迎え、持続可能な社会の構築へ向けて、疾病の発症予防や進展抑制対策の重要性が増しています。

宮崎より世界へ向けて生理活性物質・ペプチドおよび血圧・循環調節に関する新たな情報を発信すべく、そして、多くの方々の疾病の予防や治療に貢献すべく、ベストワンでなくともオンリーワンといえるような研究を推進していきたいと思います。皆様には、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。