感染経路として感染幼虫(メタセルカリア)が付着したセリやクレソンなどの摂取や、汚染された稲藁からメタセルカリアが手指について口に入ることが考えられている。また、感染ウシの肝臓のレバ刺を食して感染する可能性もある。
主訴は上腹部痛あるいは上腹部不快感で、軽度〜中等度の肝機能障害が見られる。画像上胆管細胞癌を疑われることがある。ほとんどの症例で高度の好酸球増多が見られることで容易に本症を疑うことができる。ヒトの体内で成虫にまで発育することもあるが、成虫1匹あたりの産卵数が少ないために検便や十二指腸液検査で虫卵が検出されることは稀であり、免疫診断が有効である。