医療サービス・イノベーションシンポジウムの開催によせて

-医療サービス・イノベーションに必要な力-

と題した「医療サービス・イノベーションシンポジウム」を開催します。討論会に先駆け、"医師-患者コミュニケーションの定量的評価"と題した特別講演を用意しております。

医療サービスがもたらした転帰・帰結を患者の経験・嗜好・価値観なども考慮に入れ定量的に評価することは非常に重要なことですが、この分野の特殊性から他の分野におけるサービスの評価に較べ困難性が伴うと言われています。これを踏まえ、医療サービス分野に従事する社会人を対象に医療情報学・統計学に関する知識とスキルの育成及び科学リテラシーの習得を目的とした「医療サービス統計論」さらに「医療サービス・イノベーション論」「医療サービス知識創造論」を久留米大学、宮崎大学、北陸先端科学技術大学院大学がそれぞれ開発し、本年度、久留米大学大学院医学研究科の講義で開講されました。

このシンポジウムは、宮崎大学、北陸先端科学技術大学院大学、久留米大学が共同で推進しております「地域の医療現場と協働したサービス・イノベーション人材の育成」事業(文部科学省大学間連携共同事業)取り組みの一環として、昨年度宮崎大学主催で開催されました -医療サービス・イノベーションとは- と題したシンポジウムに続く2回目の開催となります。本年度もみなさまのご参加をお待ちしております。

学校法人久留米大学 バイオ統計センター 所長 角間 辰之    

プログラム

平成27年3月5日 (木)

12:00 - 13:00 受付
13:00 - 13:30 事業報告

国立大学法人宮崎大学 医学部附属病院医療情報部 教授 荒木 賢二

本事業では、医療サービス・イノベーション人材育成のための教育プログラムを開発し、実践・評価・改訂を行っていきます。より良いサービスの開発には、受け手のニーズや価値観を十分に理解しておくことが重要です。そのため、医療におけるサービス受容者をステークホルダーとして事業に参加して頂いています。平成24年度からの事業の取組みについて報告します。

13:30 - 14:30 特別講演:「医師-患者コミュニケーションの定量的評価」

九州大学大学院医学研究院
医療経営・管理学分野 萩原 明人

医療コミュニケーションは多様な医療の指標(例、患者コンプライアンス、治療効果、医療費、医事粉争)と関連していることが明らかとなっており、医療コミュニケーションに関する知識の獲得はこれからの医療者にとって不可欠です。本講演では医療コミュニケーションの評価方法に焦点を当て、医師-患者コミュニケーションに関する研究知見を紹介します。

14:30 - 15:30 ディスカッション:「医療サービス・イノベーションに必要な力」

会場案内

久留米大学 筑水会館

〒830-0011 福岡県久留米市旭町67番地

【参考資料】

久留米大学旭町キャンパス内地図

参加申し込み

受付は終了しました。

お問合せ

学校法人久留米大学 バイオ統計センター

シンポジウムについてのお問い合わせ 電話:0942(31)7835 FAX:0942(31)7865

謝辞

「地域の医療現場と協働したサービス・イノベーション人材の育成」プロジェクト、および本シンポジウムは、文部科学省平成24年度大学間連携共同教育推進事業採択事業(宮崎大学[代表]、北陸先端科学技術大学院大学、久留米大学)による研究成果の一部です。

【参考資料】











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