教授挨拶

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教授(診療科長)石田 康

展覧会の絵

表題にある楽曲が,ムソルグスキーというロシアの作曲家が,友人の遺作展を観た印象をもとに手掛けたクラシックの組曲だったということは,随分後になって知りました。中学生の頃,洋楽好きの友達から貸してもらったエマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)というイギリスのプログレ・バンドのライブ・アルバム(もちろんアナログ盤)で初めてこの楽曲を聴いたように覚えています。最初はちっとも面白くありませんでした。『キエフの大門』はこのアルバムの白眉です。
最近,何人かの友人や元同僚が鬼籍に入りました。闘病の末に亡くなった彼,彼女らのことを悼むとき,いつも「果たして自分は懸命に生きているだろうか?」と自問することがあります。反面,そういったことを思う自分を,どこかで自嘲している自分もいます。人間,いくつになっても逡巡するばかりです。
人生の岐路において,迷ったり,決断できないことは決して悪いことばかりではありません。時には,判断を先延ばしにすること,猶予期間を設けることが正解だったりします。往々にして,自信に満ち溢れた判断や決意が悲劇をもたらすことは,現在の社会情勢を見ても明らかです。

教授(診療科長) 石田 康

(『6年生へのメッセージ』より,2022年5月)

略歴

1958年(昭和33年)8月
宮崎県延岡市生まれ
1985年3月
大分医科大学医学部卒業
1985年6月
宮崎医科大学医学部附属病院研修医(精神科)
1987年4月
医療法人浩然会内村病院医師
1988年4月
名古屋市立大学医学部研究員(第2生理学教室)
1989年6月
宮崎医科大学医学部助手(精神医学講座)
1991年10月-1992年8月
英国ケンブリッジ大学実験心理学部門訪問研究員
1993年7月
宮崎医科大学医学部附属病院講師(精神科)
1998年7月
宮崎医科大学医学部助教授(精神医学講座)
1998年10月-12月
ダルハウジー大学医学部薬理学部門(カナダ)訪問研究員
2002年11月
宮崎医科大学医学部教授(精神医学講座)
2003年10月
宮崎大学安全衛生保健センター分室長併任
2011年4月
宮崎大学安全衛生保健センター長併任
現在に至る