宮崎大学医学部附属病院では、産婦人科外来が全ての患者さんに寄り添うことができる空間を創出したいと考え、10月2日(月)より550万円を目標としてクラウドファンディング(「READYFOR」の活用)による寄付募集を開始しました[11月29日(金)まで]。
10月5日(木)、この活動を広く知ってもらうため、宮崎大学医学部において記者会見を実施しました。帖佐悦男病院長をはじめ、プロジェクト責任者の桂木真司産婦人科教授、デザイン担当の池田中也准教授(地域資源創成学部)が出席し、クラウドファンディングの背景や目的を説明しました。
桂木教授は「宮崎大学医学部附属病院産婦人科を受診する患者さんは、悪性腫瘍や低体重児など、胎児や乳幼児への何らかの異常が原因で来院しており、大きな不安を抱えている。患者さんファーストの姿勢を忘れずに、患者さんに寄り添い、少しでもリラックスできる空間を創出していきたい」と、本プロジェクトに対する熱い思いを語りました。
宮崎大学医学部附属病院は、県内全域の病院や診療所と連携して地域医療を支える最後の砦であり、特定機能病院として県民の安全・安心を守ってきました。一方で、国からの予算などは削減傾向にあり、命や診療に直結しないようなソフト面に関しては十分な予算を措置できない現状があります。少しでも早く患者さんがより安心できる外来にしたいとの関係者の想いからクラウドファンディングによる資金調達に挑戦します。
今回のクラウドファンディングでは、アンケンケートによる患者さんのニーズに基づいて、待合室の椅子の改善や授乳室の整備などを目指します。プロジェクトの詳細は、以下のURLでご確認ください。多くの皆様にご協力いただければ幸いです。