宮崎大学医学部附属病院では、令和5年4月より「看護師特定行為研修」指定研修機関としての認定を受け、「看護師特定行為研修センター」を開講しました。
「特定行為」とは、診療の補助であって、看護師が手順書により行う場合には、実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能が特に必要とされるものとして厚生労働省令で定めた38行為のことです。
その中で当院では、「外科術後病棟管理領域パッケージ」の研修を行います。研修生は一年間かけて、講義・演習・実習等の教育を受け、症例経験を積みます。研修を修了した看護師は、医師の指示を待たずに手順書に従い、特定行為を行うことが可能となり、患者さんの病態や疾患に迅速に対応できるため、患者さんの症状や苦痛の軽減、急変の回避などが期待されます。
開講初年度となる令和5年度は、より良い医療の提供を目指して、県内の4名の看護師(当院2名、他施設2名)が受講しています。
宮崎大学医学部附属病院は、これからも県民の皆様の健康増進、安全・安心な医療体制の確立に向けて貢献していきます。