スチューデント・ドクターとは、全国共通試験であるコンピュータ客観試験(CBT)や客観的臨床能
力試験(OSCE)に合格した学生で、臨床実習を開始する前に備えておくべき知識・技能・態度を身
につけていることが認められた医学生のことです。この共用試験(CBT、OSCE)に合格すると、全
国医学部長病院長会議からスチューデント・ドクターとして認定証が授与され、大学からはバッチが
付与されます。スチューデント・ドクターの資格を有した医学生は、臨床実習で指導教員の監督の下
「診療参加型臨床実習のための医学生の医行為水準」に基づいて、一部の医療行為が行えるようにな
ります。
学生は、スチューデント・ドクターとして認定された後、約2年間の臨床実習で医師をはじめとする
医療スタッフや患者さんから多くのことを学び、知識・技能の習得と並行して医療者としての態度も
身につけていきます。
宮崎大学医学部附属病院では、スチューデント・ドクターとして認定された医学生が外来、病棟等で
診療に参加しております。将来の優れた医療人を育成するため、ご理解とご協力をよろしくお願いい
たします。