「経口的バルーン内視鏡検査に伴う血中酵素値の経時的変化に関する後ろ向き検討」に関しまして

2016.05.11

臨床研究に関するお知らせ

平成24年7月1日から平成28年3月31日までに当科において経口的バルーン内視鏡検査を受けられた方へ
宮崎大学医学部附属病院第一内科では、下記の臨床研究を実施しています。皆様には本研究の趣旨をご理解頂き、ご協力を承りますようお願い申し上げます。  

研究課題名:経口的バルーン内視鏡検査に伴う血中膵酵素値の経時的変化に関する後ろ向き検討

 

1. 研究の概要

経口的バルーン内視鏡検査の合併症として、39~51%に高膵酵素血症、数%に急性膵炎を発症することが明らかとなっており、原因は不明な点が多いものの、内視鏡検査時間や挿入深度、挿入形態などが影響すると報告されています。当科では内視鏡検査後に血液検査を行うことで、高膵酵素血症や急性膵炎合併の発生に対し慎重にモニタリングしています。しかし、検査後の血中膵酵素上昇のピークが不明であり、血液検査の適切なタイミングは不明です。  

2.目的

血液検査結果を集計解析し、経口的バルーン内視鏡後血液検査の適正なタイミングを検討します。  

3.対象者

平成23年7月1日から平成28年3月31日に宮崎大学医学部付属病院第一内科において経口的バルーン内視鏡を受けられた方。  

4.方法

1)当科における該当患者さんの氏名、IDなどの個人情報を含めない形で症例データ(臨床情報、内視鏡情報)を作成し、データを集積します。 2)集積したデータベースを基に統計責任者が解析を実施します。  

5.費用負担

この研究を行うあたり、対象となる方が新たに費用を負担することは一切ありません。  

6.利益及び不利益

この研究にご参加いただいた場合の利益・不利益はありません。参加を拒否された場合でも同様です。  

7.個人情報の保護

研究にあたっては、対象となる方の個人を同定できる情報は一切使用しません。  

8.研究成果の公表

この研究で得られた研究成果を学会や医学雑誌等において発表します。この場合でも個人を特定できる情報は一切利用しません。  

9.参加拒否したい場合の連絡先

この研究に参加したくない(自分のデータを使ってほしくない)方は下記連絡先へ遠慮無く申し出てください。なお、平成28年6月30日以降はデータ匿名化のため、誰のものかわからなくなりますので、意思の撤回(研究への不参加)はできません。 あらかじめご了承ください。  

10.疑問や質問があった場合の連絡先

この研究に関して疑問や質問があった場合は下記連絡先へ遠慮無く連絡をお願いいたします。   宮崎大学医学部附属病院 第一内科 助教 芦塚伸也 電話:0985-85-9227 FAX:0985-84-3580