ポータブルエコーを用いたフィジカルアセスメントの演習を取り入れました

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宮崎大学医学部看護学科2年生に対する講義、基礎看護技術Ⅲの「フィジカルアセスメント」の第4回から6回において、本年度より初めてポータブルエコーを用いた演習を取り入れました。

近年、看護の世界でも、エコーを積極的に活用し、安全・確実な看護ケアにつなげようという動きが活発になっています。実際に臨床では、静脈内採血や在宅での排便・排尿管理などですでにポータブルエコーが活躍しています。そこで本学看護学科では、令和3年度にポータブルエコーを成人・老年看護学領域が導入し、成人・老年看護学領域と基礎看護学領域が連携しながら、ポータブルエコーを取り入れた講義・演習を計画してきました。本講義では、患者の体内の状態を画像により可視化することで、解剖・生理に対する知識を深めることはもちろん、患者さんの状態を適切にアセスメントするためのスキルをみにつけることをねらいにしています。

演習では、少人数グループに分かれ、これまで行ってきた生体モデルPhysiko用いた患者シミュレーション教育を受けるブース、学生同士でフィジカルアセスメント(視診・触診・聴診・打診)を行うブース、エコー診の指導と実践を行うブースを学生が周りながら知識・技術の習得を図りました。


エコー診の演習の様子


生体モデルPhysiko用いた演習の様子
*演習にはN-CAP講師の松田恵美先生にも入っていただきました。

学生からは、授業評価アンケートで「エコー診を通して、心臓の位置や動きなどの理解がより深まった。学生同士の聴診では、人体に初めて聴診を行い、聴診の方法が身につけられた。フィジコでは、心雑音の音を聴取することができた。今回の講義で学んだことを今後に生かしていきたい」など多くの前向きな意見がきかれました。

第4回 頭頸部のフィジカルアセスメント
第5回 胸部(循環器系) のフィジカルアセスメント
第6回 腹部・消化器系のフィジカルアセスメント

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