鼻の病気

一般的な治療法では改善しない症例について、手術を中心に治療を行っています。中でも症例数の多い2つの疾患について説明します。

慢性副鼻腔炎

鼻周囲の顔面骨の中には、左右それぞれ上顎洞・篩骨導・前頭洞・蝶形洞の4つの副鼻腔があり、それぞれ鼻腔と狭い交通路でつながっていますが、その発生の程度はそれぞれ個人差が存在します。

この副鼻腔に炎症が起きた状態を「副鼻腔炎」といい、3ヶ月以上継続する場合を慢性副鼻腔炎といいます。
症状としては、異臭を伴った膿性鼻汁、鼻閉、頬やこめかみの疼痛や重い感じなどがあります。
治療としては、まずは薬による保存的な治療を行い、それで改善のない場合は外科的治療となります。現在は鼻の穴から行う内視鏡手術が一般的な治療法であり、本大学でも内視鏡手術による副鼻腔治療が多く行われています。

アレルギー性鼻炎

難治性のアレルギー性鼻炎(ダニ・ハウスダストアレルギー、スギ花粉症)に対しては、外来にてコブレーターをという機器用いた治療を行っています。下鼻甲介が腫脹して慢性的な鼻閉が継続し、抗アレルギー薬での効果がみられない症例に効果的です。腫れた下鼻甲介に針を刺して、10秒程度熱を加えて内部の液体を蒸発させます。手術は局所麻酔下に日帰りで行うことができます。
また、特定の抗原に対して減感作療法(アレルゲン免疫療法)を外来にて行っています。減感作療法とは、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させる治療法です。対象となるアレルゲンはスギ花粉、ダニです。以前は皮下注射によって施行されてきましたが、近年舌下投与が可能となり、自宅で治療ができるようになりました。スギ花粉症については夏くらいより行うのが効果的と言われています。

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