お知らせ

突発性難聴に対するアミドトリゾアート療法

 貴方の突発性難聴が、もし血管条性であれば、アミドトリゾアート療法によって、7~10日間で治癒する可能性があります。宮崎大学病院耳鼻咽喉科を是非受診される様にお勧めいたします。

ここを検索したあなたは、恐らく自身、家族、或いは知人が、突然に難聴になり、耳鼻咽喉科を受診、突発性難聴と診断されて治療中で、しかも経過が思わしくない方であろうと思います。
いわゆる突発性難聴は、原因不明の病気で、ステロイドを中心に種々の薬が使われていますが、日本での治療成績は、完治率30%強という状況です。
ところが、昭和48年、ある突発性難聴の患者さんが、アミドトリゾアート(血管尿路造影剤で商品名:ウログラフィン)の注射後、急に聞こえが良くなったのに気付きました。
宮崎大学附属病院耳鼻咽喉科でのアミドトリゾアートによる治療成績は、完治率60%強、著明回復率20%という高いものでしたが、当時、何故アミドトリゾアートが効くのか、医学的に説明できず、アミドトリゾアート療法を普及させることは出来ませんでした。
そこで、改めて、1週間以上標準的治療であるステロイドの内服あるいは点滴などで治療しても治癒傾向を示さない症例を選んで、アミドトリゾアートを静脈注射したところ、注射直後から急速に回復し始め、1週間前後で完治した例が続き、あらためて有効性を再認識しましたので、医学部の医の倫理委員会の審議を経て、正式に、アミドトリゾアートによる突発性難聴の臨床研究「ステロイド無反応の突発性難聴に対するアミドトリゾアートの臨床効果」を行うことになりました。

アミドトリゾアート療法申込み手順

対象者は以下の4項目に該当する方です

1. 難聴が起こった日時と場所(起床時を含む)が明確であること
2. 発症時に、回転性のメマイを伴わず、現在でも40dB以上の聴力損失があること
3. 誘因と思われる身体的不調や、他の疾患による難聴が無いこと
4. 他院でのステロイドによる治療が無効であったこと・検査成績などが記入されている紹介状があること

検査・治療などに関して

耳鼻咽喉科外来で、先ず通常の諸検査を行い、突発性難聴であることを確認いたします。
アミドトリゾアート療法について詳細に説明し、正式に患者さんの承諾をいただきます。
耳鼻咽喉科専門医が、アミドトリゾアートを慎重に点滴静注しながら、全身自覚症状や、耳鳴、聴覚の変化、および点滴終了後の数時間内に数回の純音閾値検査を行い、聞こえの改善があれば、血管条性難聴と診断し、以後連日、治癒まで静脈注射を行います。
もし、改善が無ければ、アミドトリゾアートが有効な突発性難聴ではないと判断し、診療を終了いたします。
アミドトリゾアート療法は使用するアミドトリゾアートそのものにかかる費用は大学病院の経費で行い、他の諸経費は通常の健康保険扱いです。
診断確定のためには翌朝受診が必要です。空室があれば、学内の宿泊施設青雲荘(1泊・朝食付き:2~3千円)を利用できます。
希望者は予約時に申し出てください。

あらかじめ下記電話によって、宮大耳鼻咽喉科外来へ突発性難聴の受診申込みをして下さい。
大学病院は、宮崎空港よりタクシーで約15分程度の近距離です。

  宮崎大学病院耳鼻咽喉科外来電話:時間内 0985-85-9327
                  : 時間外 0985-85-1042