学部案内

看護学科教育方針

看護学科:教育方針(ディプロマ・ポリシー,カリキュラム・ポリシー,アドミッション・ポリシー)
平成29年1月11日教授会承認

教育理念

<基本理念>

人間理解と生命への尊厳を基盤として、自己の成長と人への配慮・支援を可能とする主体的で情操豊かな人間性と看護実践に関する総合的な能力を養うとともに、発展する高度医療とその専門化の中で生じる多様な保健医療福祉ニーズに対して、広い視野をもって実践できる看護職者を育成する。さらに、教育・実践・研究の連携を推進し、人々の健康と福祉の向上並びに看護学の発展と看護の質の向上に寄与する。

<教育目標>

基本理念に基づき、以下の基礎的能力を養うことを目標としています。

  1. 人への深い関心と信頼を基礎にして、生活する人の理解と生命を尊重した行動ができる感性豊かな人間性を育成する。
  2. 看護実践のための知識・技術・態度を習得し、創造的・批判的な思考力、専門的知識に基づいた判断と課題を解決できる能力、科学の発達に適応できる能力を養い、社会のニーズや医療の高度化・専門化・多様化に対応できる能力を育成する。
  3. 健康問題をライフサイクル、環境、文化等の視点から包括的に理解し、保健・医療・福祉・教育等の関連領域の人々と連携し、専門職者として責任ある判断と問題を解決し得る能力を養う。
  4. 国際的な視野を持ち、社会に貢献できる能力を養う。
  5. 実践・教育・研究を通して看護学の発展と看護の質の向上に寄与できる能力を養う。

ディプロマ・ポリシー (卒業認定・学位授与に関する方針)

1. 宮崎大学学務規則に規定する修業年限在学し、学科の教育理念・教育目標に沿って設定した授業科目を履修して、学科の基準となる単位数を修得することが学位授与の要件です。ただし、編入生の在学期間については、宮崎大学医学部看護学科3年次編入学生の既修得単位及び在学期間の通算等の取扱いに関する要項に準じます。

2. 公衆衛生看護分野を専攻する学生は、その必要単位を修得することにより、保健師国家試験の受験資格が得られます。

3. 教職員免許法施行規則に定められた「日本国憲法」「体育」「外国語コミュニケーション」「情報機器の操作」に該当する科目の単位を修得し、保健師免許取得後、申請することにより養護教諭二種免許が得られます。

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施の方針

医学部看護学科では、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に掲げる資質・能力を備えた人材を養成するため、以下の方針に基づいて教育課程を編成・実施します。

【教育課程の編成】

以下のような方針に基づいてカリキュラム(教育課程)を編成しています。

1.本教育課程は、4年間を通して、本学科の目標とする「情操豊かな人間性と生命尊厳への畏敬の心をもった看護専門職」を育成するように体系化しています。基礎から専門へ、経年的に知識・技術が積み重ねられるように基礎教育科目、専門基礎科目、専門科目を設定しています。

2.基礎教育科目は大学人としての教養と専門教育の基礎知識と基本的な学習能力を獲得するために、すべての学生が履修する全学共通カリキュラムとして、導入科目、課題発見科目、学士力発展科目が設定されています。学生の主体性が発揮できるように、また、看護学を学ぶために必要な幅広い知識と教養と、豊かな人間性と情操の育成のために多くの科目を設定しています。

3.専門基礎科目は、人間理解、健康と疾病理解、保健社会の仕組みの理解を主軸に構成しています。そして最新の医療トピックにも関心が持てるよう授業内容を工夫しています。

4.専門科目は、基礎教育科目、専門基礎科目を基盤としたうえで、基礎看護学分野、成人・老年看護学分野、小児・母性看護学分野、地域・精神看護学分野を設定しています。また、実践能力や課題解決能力を高め、国際的視野を育む統合分野を、主体的に専門性を深める発展分野を設定しています。

5.看護学は対象の健康ニーズへの援助を行う実践の科学です。したがって、看護を理解し実践力を培うためには、学内における基礎的な学習を基盤にした段階的実習で、適切な指導のもとで看護を実践し評価していくことが必要です。そのために1、2年次に基礎看護学実習を、3年次に看護専門領域実習を、さらに4年次に既存の学びを統合し、主体的に看護が実践できる総合実習を設定しています。

6.公衆衛生・産業・学校等における看護の学びを深められるよう、公衆衛生看護学分野を選択科目として設定しています。

7.地域を志向した教育・研究・地域貢献を推進するため、地域の理解と課題解決に取り組む科目を設定しています。

8.養護教諭二種免許(保健師免許取得後)を申請できるように、基礎教育科目に教育免許法施行規則に定められた科目を設定しています。

【教育内容・方法】

1.各授業科目について、ディプロマ・ポリシーに従い、到達目標、授業計画、成績評価基準、学習方法を明示し、周知します。

2.基礎教育カリキュラムでの導入科目、課題発見科目において、アクティブ・ラーニングを取り入れた教育方法を実施し、初年次から学生が自ら学修計画を立て主体的な学びを実践できるようにする。

3.専門教育において、知識・技能、理論・実践を融合し、主体的に考える力を養うために講義、演習、実験、実習等の多様な教育方法を取り入れた指導を行います。

4.学内の講義・演習の学びを臨地実習で統合実践し、看護学生として対象者に学び、成長できる支援体制を整備し、教育・指導を行います。

5.学士課程において、地域の理解を深めるため、学外での実習等を取り入れ,地域の課題を理解し、対応できるように教育します。

【教育内容・方法点検・評価】

1.GPA制度を導入し,教育効果を点検・評価し改善を行います。

2.多様な成績評価基準に基づき厳格に評価を行います。

3.学生は自己の学修を振り返り、自己を評価し、教員はこの自己評価に基づいて指導します。

4.ディプロマ・ポリシーに基づき、学修成果の評価を行います。

アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)

看護学科では,看護による健康への支援を通して,社会と地域の保健医療に貢献できる人材の育成を目標としています。

1.求める学生像

 看護学科では看護職者になろうという目的意識と看護学を学ぶために必要な基礎学力(知識・技能)を有し,生活している人々の身体的・精神的健康への関心(学問への関心),自ら課題を見つけ解決しようとする意欲と行動力(主体性・多様性),他者への共感と円滑なコミュニケーション能力(協調性・思考力・表現力)を持つ人,また,学習を通して獲得した知識・スキル・行動力を社会に還元することのできる学習意欲の高い人材を求めています。

2.入学者選抜の基本方針

1) 一般入試(前期日程・後期日程)

 高等学校までに修得した基礎的な学力と大学の学習で必要となる発展的な学力について,大学入試センター試験と個別学力検査によって,知識・技能,思考力,表現力を総合的に評価します。
 面接では主体性,協調性・思考力・表現力,学問への関心について評価します。
 後期日程で課す小論文では提示する課題を読解し,自己の見解をまとめ論理的に表現できるかどうかを評価します。それによって,思考力,表現力,主体性・多様性について評価します。

2) 推薦入試

 高等学校での学業成績が優秀な者に対して,大学入試センター試験を免除するかわりに,面接及び小論文によって多様な能力を総合的に判断します。
 面接では主体性,協調性・思考力・表現力,学問への関心について評価します。
 小論文では提示する課題についてまとめ,それを論理的に表現できるかどうかを評価します。それによって,思考力,表現力,主体性・多様性について評価します。

 3.入学までに身に付けてほしいこと

 入試科目として課しているかどうかにかかわらず国語,地歴・公民,数学,理科,外国語など,高校で履修した科目に関する基礎学力を十分に身に付けると同時に,主体性,コミュニケーション能力など,大学での学習の効果を高め,充実した学生生活を送るために必要な対人スキルを身に付けておくことが望ましい。
 また,国際化の時代にあって,海外から看護の知識を導入し,わが国の看護の成果を発信していくためにも国際語である英語を学習する必要がある。