学部案内

医学科教育方針

医学科:教育方針(ディプロマ・ポリシー,カリキュラム・ポリシー,アドミッション・ポリシー)
平成29年1月11日教授会承認

教育目標

本学科の教育目標は、教育基本法及び学校教育法に基づき、進歩した医学を修得せしめ、人命尊重を第一義とし、医の倫理に徹した人格高潔な医師、並びに医学研究者を育成することを目指しています。

ディプロマ・ポリシー (卒業認定・学位授与に関する方針)

1. 宮崎大学学務規則に規定する修業年限在学し、学科の教育目標に沿って設定した授業科目を履修して、学科の基準となる単位数を修得し、臨床実習開始前の「共用試験」、卒業試験に合格する事が学位授与の要件です。修得すべき授業科目には、講義授業のほか、演習、学内・学外早期体験実習、臨床医学系実習や臨床実習などの科目が含まれます。

2. 「共用試験」、臨床実習および卒業試験の合格の基準は以下の通りです。

(ア) 「共用試験」:臨床実習を行うために必要不可欠な知識・技能・態度の修得
(イ) 臨床実習:多様化する社会的ニーズに対応できる高度な知識・技術だけでなく、医療専門職としてのモラルの修得
(ウ) 卒業試験:医学科卒業生として不可欠な基本的な専門知識と技術、態度の修得

カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成・実施の方針

医学部医学科では、ディプロマ・ポリシー(卒業認定・学位授与の方針)に掲げる資質・能力を備えた人材を養成するため、以下の方針に基づいて教育課程を編成・実施します。

【教育課程の編成】

以下のような方針に基づいてカリキュラム(教育課程)を編成しています。

1.本教育課程は、6年間を通して、本学科が教育目標とする「進歩した医学を修得せしめ、人命尊重を第一義とし、医の倫理に徹した人格高潔で、社会の多様なニーズに対して広い視野をもって医学を実践できる資質の高い医師、並びに医学研究者を育成する」を体現化するよう体系化され、基礎から専門へ、経年的に知識・技術が積み重ねられるように基礎科目、専門科目を設定しています。

2.教育科目は基礎科目である基礎教育科目、専門科目である専門基礎科目、基礎医学科目、臨床医学科目に大別されます。基礎教育科目には、大学人、社会人としての教養と専門教育の基礎的知識と基本的な学習能力を獲得するために、すべての学生が履修する全学共通カリキュラムとして、導入科目と課題発見科目が設定されています。学生の主体性が発揮できるように、また、医学を学ぶために必要な幅広い知識、教養、豊かな人間性と情操の育成のために多くの科目を設定しています。

3.専門基礎科目と基礎医学科目は、医学の基礎となる教育内容に重点をおいた授業科目で、1年次から4年次に開設されます。また、最新の医療トピックにも関心がもてるように授業内容を工夫しています。

4.臨床医学科目は、臨床医として望ましい態度・価値観と必要とされる知識・技術を身につけさせることを目的として、3年次後期から6年次に臨床実習教育を含めて開設されます。4年次の臨床実習前には、診断学実習において、臨床医として望ましい態度や価値観を早期に身に付けさせる教育を行い、また、本学科の進級試験の他に全国共通の「共用試験」が課せられ、臨床実習を行うために必要不可欠な知識・技能・態度が修得できているかについて、厳正・公正な評価を行っています。

5.臨床実習教育は臨床医として望ましい態度や価値観を早期に身につけさせることを目的として開設されます。4年次後期から5年次前期のクリニカル・クラークシップⅠは、本学附属病院の各診療科をローテーションで回り、5年次後期から6年次前期のクリニカル・クラークシップⅡでは、学内診療科及び学外医療機関で、共に少人数グループを重視した臨床参加型実習として行われています。地域医療を含め豊富な症例に接することにより臨床経験の幅を広くし、充実した臨床実習を行うため、本学附属病院のほかに、県立宮崎病院などの学外の関連教育病院と連携協力し、臨床実習教育を行っています。

6.これとは別に医学生としての自覚を早期に促すことを目的として、1年次、2年次に学内・学外で医療と介護の体験実習を行います。

【教育内容・方法】

1.各授業科目について、ディプロマ・ポリシーに従い、到達目標、授業計画、成績評価基準、学習方法を明示し、周知します。

2.基礎教育カリキュラムでの導入科目、課題発見科目において、アクティブ・ラーニングを取り入れた教育方法を実施し、初年次から学生が自ら学修計画を立て主体的な学びを実践できるよう指導します。

3.専門教育において、知識・技能、理論・実践を融合し、主体的に考える力を養うために、講義、演習、実験、実習等の多様な教育方法を取り入れます。

4.学士課程において、地域の理解を深めるため、学外での実習等を取り入れ、地域の課題を理解し、対応できるように教育します。

【点検・評価】

1.GPA制度を導入し、教育効果を点検・評価し改善を行います。

2.多様な成績評価基準に基づき厳格に評価を行います。

3.学生は自己の学修を振り返り、自己を評価し、教員はこの自己評価に基づいて指導します。

4.ディプロマ・ポリシーに基づき、学修成果の評価を行います。

アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)

医学科は、宮崎の地域医療に貢献でき、国際的にも活躍できる優れた医師の育成を目指しています。本学科の卒業生は、臨床医、医学研究者、あるいは医学教育者として幅広い分野で活躍し、医学の発展と社会福祉の向上に貢献しています。したがって、本学科では21世紀の医療・医学を担う次のような人を求めています。

  1. 患者の痛みや苦しみに共感できる豊かな人間性を有している人
  2. 協調性・コミュニケーション能力を持っている人
  3. 医療人になろうという目的意識を持ち、医学を学ぶために必要な幅広い基礎学力と応用能力を有している人
  4. 自ら課題を見つけ解決しようとする意欲と行動力を持っている人