宮崎大学 医学部 内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)

研修案内

呼吸器内科

専門分野の選択に迷っている若い先生達へ

呼吸器疾患には感染、腫瘍、循環、アレルギー、免疫、気道、環境暴露と非常に多彩な領域の病態から成り、専門分化の進んだ現代にあって、的確に診断をつけるためには幅広い知識を要することが特徴です。このため医師として非常にやりがいのある分野です。肺炎、COPD、肺癌などの呼吸器疾患は人口の高齢化とともに急速に増加しており、本県のみならず全国的にも慢性的な専門医不足が続いております。また、呼吸器分野には、間質性肺炎など致死的で難治性の病気が多く含まれており、解明しなければならない研究課題が多数あります。このように、呼吸器診療を支える専門医や研究医にとって、その活躍の場が広く与えられています。

当教室では、呼吸器科医師に必要な知識を習得し実践経験を積むことができ、総合内科専門医、呼吸器内科専門医、気管支内視鏡専門医などの資格を取得することが可能です。国立がんセンター中央病院、国立がんセンター東病院、京都大学、沖縄中部病院など希望者に対する国内留学・研修の実績もあります。

また、肺癌や間質性肺疾患に対する基盤的研究、肺癌の新規腫瘍マーカー同定などの臨床研究、当教室で世界をリードして機能解析をすすめてきた生理活性ペプチド「グレリン」を用いた薬剤介入試験など、研究面での活動も積極的に行っております。これらの研究成果に対して、欧州呼吸器学会のTravel Award、アメリカ胸部学会の “BEST of 2011” Achievement Award、2014年度の日本呼吸器学会学会奨励賞等をいただき、国内外から高い評価を得ています。

呼吸器内科は命に直結する分野であるとともに、しばしばキュアよりケアが求められます。病める人の苦痛を受容し、患者さんに対する敬愛の念とシンパシーを絶えず感じることが重要であると考えています。私たちは、次世代の呼吸器医療を支えていく医師を育て、共に切磋琢磨したいと思っております。

是非、宮崎大学医学部呼吸器内科グループの門を叩いてください。皆様の参加を心待ちにしております。

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