宮崎大学 医学部 内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)

診療案内

脳神経内科

脳神経内科では、脳から脊髄までの中枢神経と手足に広がる末梢神経、そして体を動かす筋肉に至る部位で障害がおこる病気に対する分野で、以下の代表的な病気があります。

  1. 脳血管障害 一過性脳虚血発作、脳梗塞などの血管障害
  2. 感染性疾患 脳炎、髄膜炎など神経に感染症
  3. 筋疾患 多発筋炎・皮膚筋炎や筋ジストロフィー症
  4. 脱髄性疾患 多発性硬化症や急性散在性脳脊髄炎などの神経の髄鞘が障害を受ける脱髄疾患
  5. 末梢神経障害 ギランバレー症候群や慢性炎症性多発性神経炎など
  6. 神経変性疾患 パーキンソン病、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症などの神経難病
  7. 発作性疾患 てんかん、頭痛、神経痛などの突発的におこる病気
  8. 脊椎・脊髄疾患 頸椎症性脊髄症、HTLV-1関連脊髄症、痙性対麻痺など
  9. 内科および代謝性疾患 糖尿病性神経障害、膠原病・血管炎、悪性腫瘍に伴うもの、 副腎白質ジストロフィー、リソソーム水解酵素欠損症、ビタミン欠乏症など

脳神経に関する病気は体の様々な部分に関係し、また原因となる病態も多岐にわたります。特定疾患も多数あり、疾患の診断や治療を通じて難病医療における支援に携わることも神経内科の役割の一つです。脳神経外科、整形外科、精神科あるいは一般内科とも関連がある病気も多く、他の診療科とも連携した医療を行っています。