宮崎大学 医学部 内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)

診療案内

内分泌内科

内分泌疾患は、ホルモン分泌の異常(過剰または低下)が起こった状態か、またはそのホルモンが作用する臓器の異常(ホルモン受容体の障害など)により、ホルモンがうまく働かなくなることで発症します。内分泌内科が対象とする疾患は、以下のとおりです。

  1. 下垂体疾患
    • 顔貌の変化や手足の腫大を来す先端巨大症
    • 分娩後でないのに乳汁漏出や無月経を来すプロラクチノーマ
    • 1日3リットル以上の多尿を来す中枢性尿崩症
  2. 甲状腺疾患
    • 体重減少や手の震えを来すバセドウ病
    • 元気がなくなり血中コレステロール値が上昇する甲状腺機能低下症
    • 検診やCT検査などで偶然指摘された甲状腺腫瘤(しこり)
  3. 副甲状腺疾患
    • 偶然採血で指摘された高カルシウム血症
    • 手のつりを来す低カルシウム血症
    • 易骨折性を来す骨粗鬆症、骨痛や血清Alp上昇をきたす骨軟化症
  4. 膵臓疾患
    • 早朝空腹時に低血糖を来すインスリノーマ
    • 難治性の胃潰瘍を繰り返すガストリノーマ
  5. 副腎疾患
    • 高血圧や糖尿病を来たし急激に体重が増加するクッシング症候群
    • 発作的な動悸と血圧上昇を来す褐色細胞腫
    • 高血圧症の原因の1つである原発性アルドステロン症
    • 腹部CT検査などで偶然発見された副腎偶発種(副腎のしこり)
  6. 性腺疾患
    • 二次性徴障害を来す副腎酵素欠損による副腎性器症候群

当院では、脳外科、泌尿器科、小児科や産婦人科など他の診療科と協力して診療を担当しています(日本内分泌学会専門医一覧はこちらをご覧ください)。

特殊検査

■甲状腺穿刺吸引細胞診(予約制)