宮崎大学 医学部 内科学講座 神経呼吸内分泌代謝学分野(第3内科)

お知らせ・新着情報

多発性硬化症の発症に関する新たなメカニズムを解明

中里祐毅大学院生は、多発性硬化症の発症に神経細胞活性化が関与することを明らかにしました。マウスの脊髄に限局性の多発性硬化症の病理を呈するモデルを作製し、DREADD法ならびにアデノ随伴ウィルスによる遺伝子導入法を用い、神経活性化を抑制したマウスでは、多発性硬化症による歩行障害などの神経所見や局所の炎症が軽減することを証明しました。本研究は、大阪大学分子神経科学山下俊英教授の研究室で進めてきたもので、成果はScientific Reports(2020年4月30日号,10:7354 1-10)に掲載されました。