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新年を迎えて(平成23年1月4日)
新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、希望に輝く良いお正月をお迎えに なったことと存じます。 医学部におきましては、国立大学法人化後、厳しい大学運営が要求されている現状があります。 昨年末には来年度予算案の内示がありましたが、長期的な展望に基づかない内容であり、年度末を 迎えるたびに、運営交付金や、事業仕分けによる大学関係経費の削減などの情報が飛び交い、 われわれ医学部の今後の運営にも大きな影響が出てくるものと考えられます。われわれも、これらの 事実を十分に把握して、今年も医学部としてあらゆる方面で飛躍できるよう努力すべきであると、 新しい年を迎えて決意を新たにした次第でございます。 看護学科におきましては、昨年より推薦入学制度を取り入れておりますが、今年も多くの応募者が ありました。結果として、この制度が、優秀な学生の確保に貢献できることを期待しております。 また、大学院医科学看護学研究科の看護学専攻におきましては、新たにがん専門看護師コースを この4月から設置することを目指しておりますし、近い将来には助産師コースの設置を模索しており、 実現に向けて努力すべきであると考えます。いずれにしましても、よりよき教員や教育カリキュラム などの教育環境を整備して、より優秀な看護師の育成を第一義として心がけるべきであり、かつ努力 していただきたいと考えます。 医学科におきましては、大学院医学獣医学総合研究科が発足しましたが、詳細な運営規則がほぼ 完成しましたので、充実した教育と研究活動がさらに加速し、全国注目の中で、両学科融合の成果を 徐々に公表できるものと期待しております。 また、医学科において全国的に基礎医学者の育成が叫ばれています。われわれも基礎医学の教育および 研究活動を充実させる必要性を痛感しており、その問題解決のため昨年ワーキンググループを立ち上げて 検討して、その結果を上申書として大学当局に提出しました。今年は、基礎医学講座の充実をめざす 元年と位置づけ、その実現のために努力し、基礎医学者の育成と世界をリードする研究成果が発信できる 環境を構築することを此処にお誓いし、「世界を視野に、地域から始めよう」という宮崎大学の スローガンを実現したいと思います。 また、昨年より寄附講座として地域医療講座が開設されました。地方大学の医学部として、宮崎県の 医療に大きくかかわり貢献することは当然であり、かつ宿命でもあります。この講座を中心として、 地域医療に貢献する医師の養成、現役復帰を希望する医師の再教育などの研修コースを確固としたもの として構築し、地域医療従事者の育成に貢献しなければならないと考えます。また、平成24年開設予定の 救命救急センターやドクヘリ運行に関し、その成否は医学部の運命を左右するといっても過言では ありませんし、かつ準備にかける時間的余裕がありません。したがって、その中心となる教授を 早急に決定し準備を急ぐ必要があります、このことに関しては英断を持って決めていただきスムーズな 準備を開始したいと思います。 プリンス・オブ・ソンクラ大学医学部をはじめとして、多くの大学と国際交流の締結をしておりますが、 昨年は上海交通大学医学部と学生交流の覚書を締結しました。その内容は、年間十名の学生交流を柱とする 覚書でございます。今後ますます国際交流が充実したものになると思いますが、英語分野の玉田教授を 中心とした「国際医療人の養成プロジェクト」を続行していただき、医学教育の国際化に対応し、 国際的医療人の育成に努力し、医学部における国際化をより充実したものに進めていきたいと思います。 最後になりますが、われわれ医学部の使命としてご承知のごとく、優れた医療人の養成、医学研究、 高度医療の提供、地域医療への貢献などが挙げられます。あたえられたこれらの使命を大いに自覚し、 真摯に受け止めながら、将来を見据えた見識を持って運営に当たりたいと思いますので、いろいろな機会を 通して、活発で建設的なご意見を賜りたいと思います。 それでは、皆様のご健康とご多幸をお祈りして、新しい年を迎えてのご挨拶とさせていただきます。 |
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University of Miyazaki |