講座について

教授からのメッセージ

ようこそ地域医療・総合診療医学講座へ。

私たちの講座は宮崎大学医学部にあり、
地域医療・総合診療・家庭医療領域では宮崎県唯一のアカデミックなセンターです。
このホームページでは詳しくその内容を紹介します。


教員 Faculty

当講座に所属する教員は私を入れて現在4名です。主に県南地域にて活躍しています。
診療業務、医学生・研修医の教育、学術・研究活動に力を入れています。
また学生教育の受け入れをしていただいているボランティア先生方が数十名おられます。
とても心強い存在です。


臨床ケア Clinical Care

講座に所属するスタッフが診療を担当している病院は、宮崎市立田野病院、県立日南病院、日南中部病院、串間市民病院です。
それぞれのところで幅広い健康問題を持つ患者さんのために外来診療・入院管理、訪問診療などを提供しています。


家庭医療・総合診療後期研修プログラム Family Medicine Residencies

当講座が主催する家庭医療後期研修プログラムは2014年12月に設立されました。宮崎県内では初のものになります。
平成27年度より専攻医1名が登録されて現在研修中です。平成28年よりさらに1名登録されました。

幅広い臨床能力を身につけ、宮崎県内の研修サイトで指導医のもとで修練を続けています。
特に目の前の患者のケアだけでなく、地域全体をケアすることのできる能力を涵養するために地域の最前線と卓越した指導医陣が特色です。


後期研修終了後の修練 Post-Residency Training

これは正式なものは稼働していませんが、今後力を入れていきたいと考えて準備中です。
具体的には在宅医療のフェローシップ、リーダーシップ、アカデミックプライマリ・ケアを準備しています。


医学部卒前教育 Medical School Curriculum

当講座は医学部卒前教育の約1%に関わっています。
具体的には医学部1年生には「地域医療学」の講義を3コマ、2年生には2コマ、3年生には3コマ担当しています。地域枠・地域特別枠の1年生及び希望者に対して「地域社会と医療」の講義を8コマ担当しています。
また宮崎県との共催にて毎年夏に県内の地域医療機関にて実際に患者さんとの関わりや地域そのものを肌で感じ、医師をはじめとする多職種の働きを目の当たりにする「地域医療ガイダンス」を提供しています。
3年生には2016年度より当講座にて研究室配属実習を開講します。受け入れ人数を15名まで用意しました。
5年生には必修にて「地域医療学」のコマで、一週間のクリニカルクラークシップを提供しています。田野病院(CMC)での実習1週間と連動しており、実質2週間の地域医療学実習になります。
主に県南地域にて病院および」診療所やクリニックの先生方のご協力を仰ぎながら、プラリマリケアの実際を経験します。
6年生では選択実習にて「地域医療」のコマを提供しています。近年希望する学生が増えています。
吉村教授に代わって、卒前教育での教育の拡充を大きな柱にしておりますのでこの分野の思い切った改革をできればと考えています。


学生サークルの支援 Student Interest Group

宮崎大学医学部には幾つかの医療系サークルがあり、活発な活動を展開しています。
着任早々それらの学生さん達に出会い、大変感激しました。早速二つのサークル(MMCとMPCC)の顧問に就任しました。
彼らの活動を講座としてもぜひサポートしていきたいと考えています。
また家庭医療・地域医療分野に特化して興味を持つ学生のサークルを立ち上げました。
Family Medicine Interest Group (FMIG)宮崎、従来のカリキュラムではカバーしきれない学びや体験を提案していきます。


初期研修医への教育 Education for Foundation year residents

県内の卒後初期臨床研修病院群で構成されている委員会のメンバーとして参加しており、病院群全体として研修医教育の改善や県内を選択される研修医数の拡大を目指しています。
教員の赴任している医療機関では協力型施設として登録されているので必修の「地域医療」のコマで最低1ヶ月は関わることが中心になります。
また2014年夏より日南市の協力をいただいて「ジェネラリスト夏合宿@日南」を開催して、学びを提供して総合診療医を将来の選択肢として考える場にしています。


学びなおしの支援 Support for restarting clinicians and learners

これもまだ準備段階ですが、学びなおしの支援を講座として力をいれていきたいと分野の一つに掲げました。大きく分けて三つの対象があります。
一つは現在他の分野で診療されていて、今後開業などを考えてその準備に入りたい医師を対象とした「学びなおし」で、地域に根ざした医師になれるようなサポートです。
具体的には在宅医療を学びたいとか、地域医療のノウハウを学んでから開業に備えたいなどです。
二つ目は、現在さまざまな理由で診療活動を休止されていて、臨床の勘が鈍くなったり不安がある場合にそのサポートをする役割を関係部局とも連携しながらできればと考えています。
パートタイム勤務やWork-life balanceの追求など、今後の医師の働き方の多様性にも対応できるように努力します。
三つ目は多職種連携教育の拡充により、それぞれ自分の専門職の意義や役割について気づいたり、さらなる成長ができるようにいろいろな形での学びなおしの支援ができればと考えています。


研究および学術活動 Research and Scholarship

県内唯一のアカデミックセンターとして、家庭医療・地域医療分野での研究をすすめていくことは大きな柱の一つです。
具体的には医学教育分野の研究、ヘルスサービスリサーチ、臨床疫学分野とのコラボなどです。
エビデンスとして形にして発信することで、より大きな医学教育改革や地域医療への貢献などを達成できればと考えています。
当講座のスタッフは、これまで多くの論文や教科書などを執筆しています。
詳しくは教員のページをご参照ください。全国の地域医療学関連講座の会や九州地域の会にも所属して積極的に意見交換やノウハウの交換をすすめています。


現地での教育プログラムや遠隔学習 Outreach and Distance Education Programs

宮崎県内の各地で頑張っておられる先生方のところに赴いてともの学びを行うような現地訪問型の教育プログラム(特に指導医のスキルアップ)を今後、力をいれたいと考えています。
また各教育サイトで行われている教育プログラムなどを動画や教材をストックして、遠隔地からでもアクセスできるように既存の動画配信システムを整備して提供できるように努力してまいります。


吉村 学

教授

Manabu Yoshimura,MD,Professor and Chair