年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	668	438	441	663	740	1100	2444	2243	909	78

循環器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
050070xx01x0xx	頻脈性不整脈　経皮的カテーテル心筋焼灼術　処置２なし	114	7.01	5.51	0.00%	59.27	カテーテルアブレーション
050050xx99100x	狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　処置１１あり（心臓カテーテル法による諸検査）　処置２なし　副傷病なし	38	4.16	3.06	0.00%	66.76	心臓カテーテル検査（上肢）心臓カテーテル検査（下肢）
050050xx02000x	狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等　処置１なし（体外ペースメーキング術）　処置２なし　副傷病なし	32	11.97	4.71	3.13%	68.06	経皮的冠動脈形成術
050050xx02030x	狭心症、慢性虚血性心疾患　経皮的冠動脈形成術等　処置１なし（体外ペースメーキング術）　処置２３あり（ｔＰＡ/シンチグラム/SPECT）　副傷病なし	29	16.41	10.29	0.00%	68.38
050050xx99130x	狭心症、慢性虚血性心疾患　手術なし　処置１１あり（心臓カテーテル法による諸検査）　処置２３あり（ｔＰＡ/シンチグラム/SPECT）　副傷病なし	28	8.07	5.94	0.00%	67.43

循環器内科では、従来から力を入れている虚血性心疾患および不整脈疾患のカテーテル検査・治療のみならず、心筋症や肺高血圧症の診断と治療、重症心不全患者へのデバイス植込み（心臓再同期療法）なども積極的に行っています。入院患者の疾患の内訳は虚血性心疾患が約40%、不整脈疾患30%、弁膜症、心筋症、うっ血性心不全および肺高血圧症が20%、その他（高血圧症、大動脈疾患、末梢動脈疾患など）10%となっています。近年不整脈疾患や心筋症関連そして肺高血圧症が増加傾向です。

注：狭心症の症例について、実際の症例数とDPCでの症例数では症例数が異なります。

腎臓内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
110280xx991x0x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　処置１あり（経皮的針生検法）　副傷病なし	27	13.52	7.58	0.00%	43.89	腎生検
110280xx02x1xx	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　動脈形成術、吻合術　その他の動脈等　処置２１あり（人工腎臓　その他の場合）	25	41.80	37.06	12.00%	65.92
110280xx99000x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　処置１なし　処置２なし　副傷病なし	18	12.61	12.84	0.00%	45.33
110260xx99x0xx	ネフローゼ症候群　手術なし　処置２なし	14	44.57	22.67	7.14%	57.79
110280xx99000x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　処置１なし　処置２なし　副傷病なし	-	-	12.84	-	-

腎臓内科では、腎炎、ネフローゼ症候群、CKD(慢性腎臓病)ステージ1～5の各病態の原因精査および治療に加えてAKI（急性腎障害）への対応、末期腎不全に対するシャント作製・透析導入、透析患者の合併症に対する治療など幅広い診療を行っています。
診断確定、病勢評価目的にて適宜経皮的腎生検を行い、各病態に即した積極的治療も行っています。最近では多発性嚢胞腎の患者さんに対するトルバプタン導入、難治性ネフローゼ症候群の患者さんに対するリツキシマブ導入が増えてきています。

肝臓内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
060050xx97x0xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　その他の手術あり　処置２なし	101	12.71	11.74	4.95%	70.58	肝動脈化学汗塞栓術(TACE)
060050xx99x00x	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　手術なし　処置２なし　副傷病なし	45	10.89	10.33	4.44%	71.38	肝生検（水曜入院）
060300xx97100x	肝硬変（胆汁性肝硬変を含む。）　その他の手術あり　処置１１あり（内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術等）　処置２なし　副傷病なし	35	15.91	14.28	5.71%	60.60	内視鏡的胃食道静脈瘤結紮術硬化療法
060050xx99x30x	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　手術なし　処置２３あり（化学療法）　副傷病なし	19	17.11	10.87	0.00%	66.58	肝細胞癌に対する化学療法(LD-FP)
060050xx0300xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法（一連として）等　処置１なし　処置２なし	17	12.47	8.70	0.00%	70.94	ラジオ波焼灼療法(RFA)

肝臓内科では、肝細胞癌の診断と治療を行っています。ウィルス性肝炎に対し、先進的な治療を行い、肝硬変や肝癌の予防に取り組むとともに、肝癌の早期発見、治療病態に応じた集学的治療に取り組んでいます。肝硬変の患者に対しては、合併症である食道静脈瘤や肝性脳症の治療をおこなっています。

血液内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
130030xx99x40x	非ホジキンリンパ腫　手術なし　処置２４あり（リツキシマブ）　副傷病なし	36	9.36	16.83	2.78%	60.78	悪性リンパ腫に対する化学療法(リツキサン)
130010xx97x2xx	急性白血病　その他の手術あり　処置２２あり（化学療法）	28	40.64	41.96	0.00%	47.00
130030xx99x30x	非ホジキンリンパ腫　手術なし　処置２３あり（化学療法ありかつ放射線療法なし）　副傷病なし	24	9.42	17.63	0.00%	64.58	悪性リンパ腫に対する化学療法(CHOP療法) 悪性リンパ腫に対する化学療法(THP-COP療法)
130030xx97x40x	非ホジキンリンパ腫　その他の手術あり　処置２４あり（リツキシマブ）　副傷病なし	20	25.50	34.90	10.00%	66.15
130030xx97x3xx	非ホジキンリンパ腫　その他の手術あり　処置２３あり（化学療法ありかつ放射線療法なし）	18	27.61	36.08	16.67%	68.39

血液内科では白血病や悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍に対し、化学療法、分子標的療法、自己末梢血幹細胞移植、同種造血幹細胞移植を行っています。南九州地区ということもあり成人T細胞白血病/リンパ腫（ATL)も多く、その治療に取り組んでおります。また、貧血、造血障害、出血・凝固異常の診断と治療を担当しています。

神経内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
010110xxxxx40x	免疫介在性・炎症性ニューロパチー　処置２　４あり（ガンマグロブリン）　副傷病なし	38	11.66	18.04	7.89%	58.58	免疫グロブリン大量(IVIg)療法
010160xx99x10x	パーキンソン病　手術なし　処置２あり（ＳＰＥＣＴ/中心静脈注射/人工呼吸）　副傷病なし	32	13.84	21.15	3.13%	70.53
010155xxxxx00x	運動ニューロン疾患等処置２なし副傷病なし	15	18.20	14.14	26.67%	66.20
010080xx99x00x	脳脊髄の感染を伴う炎症手術なし処置２なし副傷病なし	10	11.00	9.36	0.00%	39.10
010090xxxxx00x	多発性硬化症処置２なし副傷病なし	-	-	13.92	-	-	ステロイドパルス療法

神経に関する病気は体の様々な部分に関係し、また原因となる病態も多岐にわたります。特定疾患も多数あり、疾患の診断や治療を通じて難病医療における支援に携わることも神経内科の役割の一つです。脳神経外科、整形外科、精神科あるいは一般内科とも関連がある病気も多く、他の診療科とも連携した医療を行っています。

呼吸器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
040040xx9910xx	肺の悪性腫瘍　手術なし　処置１あり（気管支ファイバースコピー/経皮的針生検法/経気管肺生検法/超音波気管支鏡下穿刺吸引生検法（ＥＢＵＳ－ＴＢＮＡ））　処置２なし	99	7.58	3.68	5.05%	68.22	気管支鏡検査(BF)
040110xxxxx0xx	間質性肺炎　処置２なし	43	17.86	19.92	9.30%	66.51
070560xx99x0xx	全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患　手術なし　処置２なし	19	8.42	17.77	5.26%	54.37
040010xx99x3xx	縦隔悪性腫瘍、縦隔・胸膜の悪性腫瘍　手術なし　処置２３あり（化学療法ありかつ放射線療法なし）	16	8.19	11.76	0.00%	62.06
040040xx99040x	肺の悪性腫瘍　手術なし　処置１なし　処置２４あり（化学療法ありかつ放射線療法なし）　副傷病なし	15	30.07	12.35	0.00%	68.67

当科は呼吸器系疾患の診断・治療を行っています。主な疾患としては肺炎・気管支炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患（COPD）や肺癌など多種多様なものがあります。特に肺癌は社会の高齢化に伴って、発症する人が増加する可能性が高いです。肺癌の診断とともに、先進的な治療も行っています。

内分泌・代謝・糖尿病内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
100070xx99x100	２型糖尿病（糖尿病性ケトアシドーシスを除く。）（末梢循環不全なし。）　手術なし　処置２１あり（インスリン製剤（注射薬に限る。））　副傷病なし　重症度等 85歳未満	12	32.58	14.61	0.00%	61.92
100180xx99000x	副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍　手術なし　処置１なし　処置２なし　副傷病なし	12	15.25	6.12	0.00%	52.42
100260xx9910xx	下垂体機能亢進症　手術なし　処置１あり（下垂体前葉負荷試験）　処置２なし	10	14.90	6.78	0.00%	54.10
100260xx9710xx	下垂体機能亢進症　手術あり　処置１あり（下垂体前葉負荷試験）　処置２なし	-	-	20.12	-	-
100020xx99x4xx	甲状腺の悪性腫瘍　手術なし　処置２４あり（レンバチニブメシル酸塩）	-	-	19.28	-	-

内分泌疾患は、ホルモン分泌の異常（過剰または低下）が起こった状態か、またはそのホルモンが作用する臓器の異常（ホルモン受容体の障害など）により、ホルモンがうまく働かなくなることで発症します。
脳神経外科、泌尿器科、小児科や産科・婦人科など他の診療科と協力して診療を担当しています。
糖尿病で血糖値が正常者の2～3倍高くなっても自覚症状は全くなく、合併症がかなり進行して初めて自覚症状が出ることがほとんどのため、治療を受けたことがない人や、治療を中断してしまう人も多い病気です。糖尿病の治療には食事療法、運動療法、薬物療法があり、経口糖尿病薬だけでも現在7種類あります。治療の選択肢は以前よりも増えましたが、食事療法が最も重要かつ効果的であることには変わりなく、正しい知識と治療法で個々の患者さんに向き合うことが大切だと考えています。

膠原病・感染症内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
070560xx99x0xx	全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患　手術なし　処置２なし	68	18.40	17.77	5.88%	53.99	気管支鏡検査
070560xx99x7xx	全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患　手術なし　処置２７あり（インフリキシマブ/ウステキヌマブ）	16	2.50	6.66	0.00%	55.44	ベーチェットレミケード１泊２日ベーチェットレミケード２泊３日
070470xx99x0xx	関節リウマチ　手術なし　処置２なし	12	21.00	14.52	0.00%	57.75
040110xxxxx0xx	間質性肺炎　処置２なし	-	-	19.92	-	-	気管支鏡検査
070470xx99x2xx	関節リウマチ　手術なし　処置２２あり（リハビリテーション）	-	-	25.16	-	-

膠原病・感染症内科は難治性の膠原病疾患(合併する呼吸器疾患を含む)に対する診断や治療が困難な感染症、関節リウマチ疾患に対する高度先進医療を提供しています。内容は関節リウマチに対する生物学的製剤治療や新規の免疫抑制剤などを組み合わせた治療、難治性疾患へのチーム医療(膠原病や感染症)、原因がわからない発熱(不明熱)に対して、必要に応じて各分野専門医の協力を得ながら診断と治療を行っています。

消化器内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
060020xx04x0xx	胃の悪性腫瘍　内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術　処置２なし	72	9.46	9.02	0.00%	72.03	胃内視鏡的粘膜下層剥離術(胃ESD) 胃・食道内視鏡的粘膜下層剥離術(胃・食道ESD)
06007xxx99000x	膵臓、脾臓の腫瘍　手術なし　処置１なし　処置２なし　副傷病なし	50	3.38	10.41	8.00%	65.60
060010xx99x40x	食道の悪性腫瘍（頸部を含む。）　手術なし　処置２４あり（化学療法ありかつ放射線療法なし）　副傷病なし	39	11.00	9.82	0.00%	70.21	食道癌に対する化学療法(FP療法)
060340xx03x00x	胆管（肝内外）結石、胆管炎　限局性腹腔膿瘍手術等　処置２なし　副傷病なし	31	9.32	11.06	25.81%	74.32
060010xx02x00x	食道の悪性腫瘍（頸部を含む。）　内視鏡的食道粘膜切除術等　処置２なし　副傷病なし	21	9.52	9.91	0.00%	71.38	食道内視鏡的粘膜下層剥離術(食道ESD) 胃・食道内視鏡的粘膜下層剥離術(胃・食道ESD)

消化器内科では、炎症性腸疾患、消化管腫瘍（内視鏡治療、化学療法、放射線治療）、胆膵良・悪性疾患、消化器領域全般の救急診療といった、幅広い領域に対して消化器診療を専門的に行っております。消化管腫瘍性疾患（食道癌、胃癌、大腸癌など）・胆膵腫瘍性疾患（膵癌、胆道癌）に対する診断と治療、進行癌に対する化学療法・放射線療法、緩和医療を行っております。また、早期消化管癌に対しては、新しい内視鏡検査（拡大内視鏡、NBIを使用した精密検査、超音波内視鏡など）、消化管X線検査、CT、PET/CTなど、大学病院ならではの最先端診断機器を用いた精細な診断のもと、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）による早期消化管癌の内視鏡治療を積極的に行っております。胆膵領域では膵癌や腹腔内充実性腫瘍などに対する超音波内視鏡ガイド下穿刺吸引術（EUS-FNA）による病理学的診断も行っております。その他にも胆膵疾患に対する内視鏡的逆行性胆管膵管造影（ERCP）関連処置や超音波内視鏡ガイド下の治療・処置などを幅広く行っております。

小児科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
110260xx99x0xx	ネフローゼ症候群　手術なし　処置２なし	20	11.00	22.67	0.00%	8.40	ネフローゼ症候群
040130xx99x1xx	呼吸不全（その他）　手術なし　処置２あり（中心静脈注射/人工呼吸）	15	5.13	18.17	0.00%	11.73	呼吸器検査 CO2モニタリング検査
110280xx991x0x	慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全　手術なし　処置１あり（経皮的針生検法）　副傷病なし	13	7.08	7.58	0.00%	9.62	腎生検7日腎生検8日
14031xx19900xx	先天性心疾患（動脈管開存症、心房中隔欠損症を除く。）（1歳未満）　手術なし　処置１なし　処置２なし	11	10.55	8.95	45.45%	0.00
130010xx97x2xx	急性白血病　手術あり　処置２２あり（化学療法）	-	-	41.96	-	-

小児科は感染・免疫疾患、循環器疾患、脳疾患、血液・腫瘍疾患、腎臓疾患、内分泌・代謝疾患、神経・発達障害疾患等色々な疾患に対して高度先進医療を提供しています。

心臓血管外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050163xx99000x	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　手術なし　処置１なし（体外ペースメーキング術）　処置２なし　副傷病なし	23	6.65	8.76	0.00%	78.52
050163xx03x10x	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　ステントグラフト内挿術　処置２１あり（中心静脈注射/人工呼吸）　副傷病なし	22	20.05	16.98	9.09%	76.09
050080xx01010x	弁膜症（連合弁膜症を含む。）　ロス手術（自己肺動脈弁組織による大動脈基部置換術）等　処置１なし（体外ペースメーキング術）　処置２１あり（中心静脈注射/人工呼吸）　副傷病なし	22	26.91	24.70	22.73%	69.18
050050xx0101xx	狭心症、慢性虚血性心疾患　心室瘤切除術（梗塞切除を含む。）単独のもの等　処置１なし（体外ペースメーキング術）　処置２１あり（中心静脈注射/人工呼吸）	12	28.58	23.36	25.00%	68.25
050163xx01x10x	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤　大動脈瘤切除術（吻合又は移植を含む。）　上行大動脈及び弓部大動脈の同時手術等　処置２１あり（中心静脈注射/人工呼吸）　副傷病なし	11	33.64	29.69	36.36%	68.27

心臓血管外科領域では、全国的に年々動脈瘤の手術件数が増加しています。当科でも胸部大動脈瘤、腹部大動脈瘤等の動脈瘤手術は増加傾向にあります。これらの患者さんは比較的心疾患（狭心症等、）脳血管障害、腎機能障害等の合併症を持つ方が多くおられます。また最近は手術の方法も開胸　開腹による人工血管置換術だけではなく、ステントグラフト内挿術を行うようになりました。そのため、個々の患者さんに合わせた検査、治療を行うためまず検査入院していただきその後、手術のための入院を行っています。

肝胆膵外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
060050xx02x1xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　肝切除術　部分切除等　処置２１あり（人工腎臓　その他の場合/中心静脈注射/人工呼吸）	39	24.54	20.56	5.13%	67.82	肝臓切除術
060050xx99x00x	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　手術なし　処置２なし　副傷病なし	21	12.00	10.33	9.52%	72.24
06007xxx99000x	膵臓、脾臓の腫瘍　手術なし　処置１なし　処置２なし　副傷病なし	19	13.68	10.41	10.53%	67.16
060050xx97x0xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　その他の手術あり　処置２なし	14	14.43	11.74	7.14%	66.93	腹腔鏡下胆嚢摘出術
06007xxx01010x	膵臓、脾臓の腫瘍　膵頭部腫瘍切除術　血行再建を伴う腫瘍切除術の場合等　処置１なし　処置２１あり（人工腎臓　その他の場合/中心静脈注射/人工呼吸）　副傷病なし	14	32.21	30.88	21.43%	58.57	膵頭十二指腸切除術を受けられる患者さんへ膵体尾部切除術を受けられる患者さんへ

肝胆膵外科では、肝臓癌、膵臓癌、胆道癌に対する高度な肝切除や膵切除、腹腔鏡下肝切除、膵切除や膵胆管合流異常症に対する手術を数多く手掛けています。宮崎県では肝胆膵外科診療が県内均一に施行されていない現状があり、大学病院に各地から紹介されてきます。

呼吸器・乳腺外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
040040xx97x0xx	肺の悪性腫瘍　その他の手術あり　処置２なし	94	17.09	12.73	2.13%	67.16	肺葉切除術
040040xx99000x	肺の悪性腫瘍　手術なし　処置１なし　処置２なし　副傷病なし	19	4.89	14.83	5.26%	69.68
090010xx01x0xx	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　乳房部分切除術（腋窩部郭清を伴うもの（内視鏡下によるものを含む。））等　処置２なし	17	16.06	11.57	0.00%	67.35	乳房切除術
090010xx02x0xx	乳房の悪性腫瘍　乳腺悪性腫瘍手術　単純乳房切除術（乳腺全摘術）等　処置２なし	14	15.07	10.30	0.00%	70.43	乳房切除術
090010xx99x2xx	乳房の悪性腫瘍　手術なし　処置２２あり（放射線療法）	11	39.27	30.85	9.09%	60.18

呼吸器・乳腺外科は、肺腫瘍、気管・気管支腫瘍、気胸、胸壁腫瘍、横隔膜疾患、胸部外傷、乳腺腫瘍を対象とした高度先進的医療を提供しています。主な診療内容は呼吸器系の腫瘍に対する診断と治療、縦隔に発生する腫瘍に対する診断と治療、自然気胸の治療、乳腺腫瘍の診断と治療をおこなっています。主な疾患は呼吸器の腫瘍に関する診断と治療です。

消化管・内分泌・小児外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
100020xx01x0xx	甲状腺の悪性腫瘍　甲状腺悪性腫瘍手術　切除等　処置２なし	36	11.50	9.27	0.00%	51.78	甲状腺悪性腫瘍摘出甲状腺切除術（検査なし）甲状腺切除術（検査あり）
060010xx01x1xx	食道の悪性腫瘍（頸部を含む。）　食道悪性腫瘍手術（消化管再建手術を併施するもの）　頸部、胸部、腹部の操作によるもの等　処置２１あり（人工腎臓　その他の場合/中心静脈注射/人工呼吸）	24	46.96	38.19	20.83%	72.46
100020xx99x00x	甲状腺の悪性腫瘍　手術なし　処置２なし　副傷病なし	22	5.64	9.12	4.55%	58.64
060010xx99x0xx	食道の悪性腫瘍（頸部を含む。）　手術なし　処置２なし	21	10.62	11.87	9.52%	70.95
060020xx02x0xx	胃の悪性腫瘍　胃切除術　悪性腫瘍手術等　処置２なし	16	23.75	17.65	12.50%	68.88	腹腔鏡下胃切除術

消化管・内分泌・小児外科では、食道癌や胃癌や大腸癌などの消化管疾患、甲状腺癌やバセドウ病などの内分泌疾患について、術前評価から周術期管理、術後療法まで治療成績の向上を目指し診療を行っています。特に近年，食道癌と甲状腺の手術数は増加傾向にあります。小児外科では、主に鼠径ヘルニアや停留精巣などを中心にヒルシュスプルング病、新生児の先天性疾患（横隔膜ヘルニア、腸閉鎖、鎖肛など）も行っています。

形成外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
180040xx97x0xx	手術・処置等の合併症　その他の手術あり　処置２なし	-	-	15.58	-	-
140140xxxxxxxx	口蓋・口唇先天性疾患	-	-	9.91	-	-
140620xx97xxxx	その他の先天異常　その他の手術あり	-	-	11.65	-	-
160200xx0200xx	顔面損傷（口腔、咽頭損傷を含む。）　鼻骨骨折整復固定術等　処置１なし　処置２なし	-	-	5.80	-	-
020230xx97x0xx	眼瞼下垂　手術あり　処置２なし	-	-	3.44	-	-

形成外科は創傷治癒を専門とする診療科です。形成外科では、顔面の外傷、瘢痕、熱傷、悪性腫瘍切除後の再建、口唇口蓋裂などの先天性疾患の治療に対する先進的高度医療を提供しています。
診療科の特徴として、他科と協同で診察や手術を行うことが多く、協同することで質の高い医療を実施しています。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
07040xxx01xxxx	股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。）　人工関節再置換術等	114	20.97	24.42	86.84%	65.99	人工股関節置換術(THA) 人工股関節再置換術(reTHA)
160610xx01xxxx	四肢筋腱損傷　靱帯断裂形成手術等	72	15.74	20.87	90.28%	63.71
070230xx01xxxx	膝関節症（変形性を含む。）　人工関節再置換術等	67	21.39	26.26	86.57%	75.96	人工膝関節置換術(TKA)
160620xx01xxxx	肘、膝の外傷（スポーツ障害等を含む。）　腱縫合術等	65	19.00	11.91	64.62%	31.17	関節鏡下半月切除術(半月板)
070341xx020xxx	脊柱管狭窄（脊椎症を含む。）　頸部脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術、後方又は後側方固定等　処置１なし	50	23.76	22.69	72.00%	69.86

整形外科は、上肢・下肢の関節疾患、脊椎疾患、スポーツ整形、救急・外傷外科、骨、軟部腫瘍に対する先進的高度医療を提供しています。
治療内容は、人工関節形成術、関節鏡視下手術、脊椎手術、小児整形、悪性腫瘍に対する外科的治療・化学療法を行なっています。

皮膚科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
080006xx01x0xx	皮膚の悪性腫瘍（黒色腫以外）皮膚悪性腫瘍切除術等　処置２なし	49	13.76	8.78	2.04%	73.80	皮膚切除、植皮、生検術（顔面）皮膚切除、人工真皮植皮、生検術（頭部）腋窩リンパ節廓清術
080180xx99xxxx	母斑、母斑症　手術なし	29	2.97	3.26	0.00%	11.48
080005xx01x0xx	黒色腫　皮膚悪性腫瘍切除術等　処置２なし	25	19.16	14.87	0.00%	61.20	皮膚切除、植皮、生検術（顔面）皮膚切除、人工真皮植皮、生検術（頭部）腋窩リンパ節廓清術
080100xxxx0xxx	薬疹、中毒疹　処置１なし	13	24.38	11.28	0.00%	74.92	薬疹（パルス療法）薬疹（ステロイド内服）
080007xx010xxx	皮膚の良性新生物　皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）等　処置１なし	13	7.69	4.28	0.00%	27.54

皮膚科は、一般的な皮膚疾患はもとより、皮膚悪性腫瘍、熱傷、難治性皮膚潰瘍、乾癬やアレルギー性皮膚疾患等を対象に先進的高度医療を提供しています。
治療は、センチネルリンパ節生検を含めた悪性黒色腫等に対する外科療法、皮膚悪性腫瘍の免疫化学療法および放射線治療、重症熱傷の自己培養表皮移植、母斑・母斑症の外科的治療およびレーザー治療などを行っています。

泌尿器科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
110070xx0200xx	膀胱腫瘍　膀胱悪性腫瘍手術　経尿道的手術　処置１なし　処置２なし	110	9.18	7.44	2.73%	73.45	経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)
11001xxx01x0xx	腎腫瘍　腎（尿管）悪性腫瘍手術等　処置２なし	40	14.03	12.52	0.00%	62.13	腹腔鏡下腎臓摘出術
110420xx97xx0x	水腎症（その他）　その他の手術あり　副傷病なし	29	4.17	5.33	0.00%	59.38
110080xx01x0xx	前立腺の悪性腫瘍　前立腺悪性腫瘍手術等　処置２なし	27	16.04	13.39	0.00%	67.78	前立腺全摘(ラパロ)
110060xx99x20x	腎盂・尿管の悪性腫瘍　手術なし　処置２２あり（化学療法）　副傷病なし	24	16.00	11.71	0.00%	69.71

泌尿器科では、膀胱癌を初めとした尿路上皮癌、腎細胞癌、前立腺癌、精巣癌などの尿路性器悪性腫瘍のほか、小児泌尿器疾患、腎移植、女性泌尿器疾患を対象とした先進的高度医療を提供しています。悪性腫瘍に対する術前・術後などの化学療法や分子標的治療も導入期には有害事象の確認を入院で行い、安全に外来治療に移行してもらっています。尿路性器腫瘍以外の悪性腫瘍による尿路閉塞による水腎症にも尿管ステント留置などで対応しています。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
020150xx97xxxx	斜視（外傷性・癒着性を除く。）　その他の手術あり	80	3.89	3.36	0.00%	26.03	斜視（全麻）斜視（局麻）
020220xx97xxx0	緑内障　その他の手術あり　重症度等片眼	79	13.10	9.15	1.27%	67.15	緑内障
020200xx9710xx	黄斑、後極変性　その他の手術あり　処置１あり（水晶体再建術）　処置２なし	34	9.24	7.72	0.00%	69.88	黄斑円孔
020290xx97xxxx	涙器の疾患　その他の手術あり	26	5.08	5.16	0.00%	60.04	鼻涙管閉塞・狭窄症
020160xx97xxx0	網膜剥離　その他の手術あり　重症度等片眼	25	12.40	10.53	0.00%	59.24	網膜剥離（硝子体手術）網膜剥離（網膜復位術）

眼科は網膜硝子体手術、黄斑疾患、緑内障、角膜疾患、未熟児網膜症加齢黄斑変性、小児眼科、神経眼科を対象とした先進的高度医療を提供しています。治療内容は未熟児網膜症をアバスチンを使った治療、網膜硝子体手術、特に特発性黄斑円孔手術、加齢性黄斑変性症に対する光線力学的治療（PDT）やルセンティス治療、糖尿病網膜症に対する光凝固、硝子体手術等の総合的治療、斜視、弱視や小児眼科疾患の診断・治療、超音波生体顕微鏡を用いた緑内障診断と治療、網膜色素変性や黄斑変性症の遺伝子診断を行っています。白内障の手術患者は、診断群分類別患者数の集計対象外となります。

耳鼻いんこう・頭頸部外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
030440xx01xxxx	慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫　鼓室形成手術	109	13.63	9.36	0.00%	45.12
030230xxxxxxxx	扁桃、アデノイドの慢性疾患	60	8.08	8.12	0.00%	20.73	小児扁桃摘出・アデノトミー・チュービン
030425xx97xxxx	聴覚の障害（その他）　その他の手術あり	43	11.88	8.99	0.00%	40.02
030460xx01xxxx	中耳・乳様突起の障害　鼓室形成手術	37	13.19	9.06	0.00%	56.68
030150xx97xxxx	耳・鼻・口腔・咽頭・大唾液腺の腫瘍　その他の手術あり	30	8.87	7.75	0.00%	56.37	耳下腺の手術、顎下腺の手術

耳鼻いんこう・頭頸部外科では、慢性中耳炎・鼓室硬化症、中耳真珠腫、耳硬化症、混合性難聴、感音難聴症例など、様々な難聴病態に対する鼓室形成術、アブミ骨手術、人工内耳手術、骨導インプラント手術などの先進的耳科手術を積極的に行っております。また、残存聴力活用型人工内耳や人工中耳など新しい人工聴覚器の導入も積極的に進めています。

産科・婦人科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
12002xxx99x40x	子宮頸・体部の悪性腫瘍　手術なし　処置２４あり（化学療法ありかつ放射線療法なし）　副傷病なし	79	6.66	5.12	1.27%	54.52	子宮頸部癌・子宮体部癌に対する化学療法（ＴC療法）子宮頸部癌・子宮体部癌に対する化学療法化学療法（IAP療法）子宮頸部癌・子宮体部癌に対する化学療法（AP療法）
120200xx99xxxx	妊娠中の糖尿病　手術なし	62	6.69	6.05	0.00%	34.05	妊娠性糖尿病
120010xx99x50x	卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍　手術なし　処置２５あり（カルボプラチン＋パクリタキセルあり/カルボプラチン＋ドセタキセル水和物あり）　副傷病なし	40	3.45	4.92	5.00%	66.63	卵巣癌に対する化学療法(TC)
12002xxx01x0xx	子宮頸・体部の悪性腫瘍　子宮悪性腫瘍手術等　処置２なし	35	14.03	13.29	0.00%	53.37	腹式子宮単純全摘術(ATH) 広汎子宮全摘術(RTH) 腹式子宮単純全摘術+両側付属器切除・卵巣摘出術(ATH+BSO)
120170xx99x0xx	早産、切迫早産　手術なし　処置２なし	34	30.85	20.79	29.41%	30.97	切迫早産(安静入院)

産科・婦人科は高度周産期医療、ハイリスク妊娠管理、婦人科腫瘍、高度生殖医療（不妊・内分泌）、を対象に先進的高度医療を提供しています。治療内容は、高度周産期医療、ハイリスク妊娠管理、女性癌に対する集学的治療、更年期、老年期女性に対する医療、高度生殖医療、腹腔鏡下手術を行っています。

放射線科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
100020xx99x5xx	甲状腺の悪性腫瘍　手術なし　処置２５あり（ヒトチロトロピンアルファ）	15	20.73	8.89	13.33%	51.60	ヨード内服(タイロゲン)
100020xx99x2xx	甲状腺の悪性腫瘍　手術なし　処置２２あり（Ｉ１３１内用療法）	11	16.64	6.56	0.00%	54.91	ヨード内服
060050xx97x0xx	肝・肝内胆管の悪性腫瘍（続発性を含む。）　その他の手術あり　処置２なし	-	-	11.74	-	-	肝動注塞栓術
050200xx97xxxx	循環器疾患（その他）　その他の手術あり	-	-	11.05	-	-
160690xx97xxxx	胸椎、腰椎以下骨折損傷（胸・腰髄損傷を含む。）　その他の手術あり	-	-	19.19	-	-

放射線科では、甲状腺がん術後放射性ヨード（I-131）内服治療、様々な画像支援下治療（IVR：Interventional Radiology）、様々な腫瘍に対する放射線治療や温熱治療を実施しています。
　放射性ヨード内服治療では、通常、治療の準備として甲状腺ホルモン薬の内服中止が必要で、このために甲状腺機能低下に伴う様々な副作用に耐えていただかざるを得ませんでした。最近では、病状によっては人工的に作られた甲状腺刺激ホルモン（タイロゲン）を用いることで、甲状腺ホルモン休薬することなく治療を受けていただくことができるようになりました。当科でも病状を見極め、積極的にタイロゲンを使用し、負担が少なくなるように配慮しています。
　IVRでは、肝細胞癌に対するカテーテル治療や、椎体圧迫骨折に対する骨セメント療法などを実施しています。また他にも各診療科と連携し、交通外傷に対する初期治療などの救急医療、血管拡張術や血栓除去術等、様々な状況に対応しています。

麻酔科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
010310xx99x0xx	脳の障害（その他）　手術なし　処置２なし	10	3.20	11.62	0.00%	48.70	硬膜外自家血注入療法(ブラッドパッチ)
010111xxxxx0xx	遺伝性ニューロパチー　処置２なし	-	-	13.33	-	-
080020xxxxxxxx	帯状疱疹	-	-	8.96	-	-
010120xx99xxxx	特発性（単）ニューロパチー　手術なし	-	-	6.92	-	-
070560xx99x0xx	全身性臓器障害を伴う自己免疫性疾患　手術なし　処置２なし	-	-	17.77	-	-

麻酔科は周術期の麻酔、集中治療、ペインクリニック、緩和治療の先進的高度医療を提供しています。
周術期疼痛管理では、手術開始前から硬膜外麻酔を利用して手術侵襲を抑え、術後もこれを利用して疼痛管理を行うことにより、手術からの早期開腹を促します。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢	患者用パス
010010xx01x00x	脳腫瘍　頭蓋内腫瘍摘出術等　処置２なし　副傷病なし	35	25.34	22.47	22.86%	62.14	開頭腫瘍摘出術聴神経腫瘍
010030xx9910xx	未破裂脳動脈瘤　手術なし　処置１あり（造影剤注入手技　動脈造影カテーテル法　主要血管の分枝血管を選択的に造影撮影した場合）　処置２なし	14	3.29	3.20	0.00%	61.57	血管造影
010030xx03x00x	未破裂脳動脈瘤　脳血管内手術　処置２なし　副傷病なし	11	10.91	10.24	0.00%	60.91	コイル塞栓
010070xx9910xx	脳血管障害　手術なし　処置１あり（造影剤注入手技　動脈造影カテーテル法　主要血管の分枝血管を選択的に造影撮影した場合）　処置２なし	-	-	3.25	-	-
010010xx01x2xx	脳腫瘍　頭蓋内腫瘍摘出術等　処置２２あり（ＳＰＥＣＴ/ポジトロン断層撮影）	-	-	34.77	-	-

脳神経外科は脳・脊髄腫瘍、脳血管障害、血管内治療、神経内視鏡治療、小児脳神経外科の全般において診療を提供しているが、その中でも脳腫瘍の外科的治療が中核を占めている。悪性リンパ腫や転移性脳腫瘍が疑われる症例において、PET等の核医学的診断を併用している。また、未破裂脳動脈瘤も症例もクリッピングができない治療困難な症例を中心に血管内治療を行っている。

救急科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
160100xx99x00x	頭蓋・頭蓋内損傷　手術なし　処置２なし　副傷病なし	22	7.00	7.52	31.82%	49.82
160100xx97x00x	頭蓋・頭蓋内損傷　その他の手術あり　処置２なし　副傷病なし	22	7.36	9.87	45.45%	53.95
161070xxxxx00x	薬物中毒（その他の中毒）　処置２なし　副傷病なし	13	1.77	3.64	30.77%	48.15
060140xx97x00x	胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄（穿孔を伴わないもの）　その他の手術あり　処置２なし　副傷病なし	13	9.31	10.93	53.85%	68.23
160400xx99x0xx	胸郭・横隔膜損傷　手術なし　処置２なし	12	5.92	9.25	41.67%	66.83

救命救急センターは、宮崎県の救命救急の中核施設として、救命医療に関する先進的高度医療を提供しています。重度の外傷に対する救命処置が上位を占めていますが、薬物中毒患者や急性の胃潰瘍等も共に13例の入院があり、その疾患に対応できる医療体制も整備しています。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	83	10	13	35	21	40	1	7
大腸癌	29	13	21	25	23	53	1	7
乳癌	21	11	-	-	-	27	1	7
肺癌	43	11	27	36	129	40	1	7
肝癌	44	25	20	13	18	154	1	7

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	-	-	-
中等症	22	16.09	63.91
重症	-	-	-
超重症	10	30.20	70.50
不明	-	-	-

ICD10	傷病名	発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
G45$	一過性脳虚血発作及び関連症候群	3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-
G46$	脳血管疾患における脳の血管(性)症候群	3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-
I63$	脳梗塞	3日以内	26	21.00	69.58	69.23%
その他	-	-	-	-
I65$	脳実質外動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの	3日以内	-	-	-	-
その他	17	10.47	72.18	0.00%
I66$	脳動脈の閉塞及び狭窄，脳梗塞に至らなかったもの	3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-
I675	もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症>	3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-
I679	脳血管疾患，詳細不明	3日以内	-	-	-	-
その他	-	-	-	-

循環器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K5951	経皮的カテーテル心筋焼灼術（心房中隔穿刺、心外膜アプローチ）	64	1.97	4.34	0.00%	60.16	カテーテルアブレーション
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他）	54	6.31	5.52	0.00%	67.13	ペースメーカー挿入術
K5952	経皮的カテーテル心筋焼灼術（その他）	51	2.18	3.63	0.00%	57.98	カテーテルアブレーション
K5991	植込型除細動器移植術（経静脈リード）	13	11.00	11.31	7.69%	67.23
K5972	ペースメーカー移植術（経静脈電極）	-	-	-	-	-	ペースメーカー挿入術

循環器内科では最近増加傾向にある心房細動に対して積極的にアブレーションを行っています。又、近年心機能が低下している患者様の紹介が増加しておりますが、必要な患者様には植込型除細動器移植術や両室ペースメーカー植込術を積極的に行っております。

注：狭心症の症例について、実際の手術症例数とDPCでの手術症例数では症例数が異なります。

腎臓内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K610-3	内シャント設置術	27	11.33	24.41	11.11%	65.63	シャント造設術
K754-2	腹腔鏡下副腎摘出術	-	-	-	-	-
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）	-	-	-	-	-
K6182	中心静脈注射用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）	-	-	-	-	-	中心静脈ポート植え込み術
K607-3	上腕動脈表在化法	-	-	-	-	-

腎臓内科では、内科医が透析導入時の内シャント設置術を行なっています。

肝臓内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6152	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術）	85	1.93	9.44	1.18%	70.49	肝動脈化学汗塞栓術(TACE)
K533-2	内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術	25	3.08	11.48	12.00%	61.36	内視鏡的胃食道静脈瘤結紮術硬化療法
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）	18	3.83	13.89	11.11%	69.61	肝動脈化学汗塞栓術(TACE)
K697-31ﾛ	肝悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法（２ｃｍ以内）（その他）	15	2.87	8.60	0.00%	71.00	ラジオ波焼灼療法(RFA)
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）　　　　　　　　　抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用埋込型カテーテル設置（頭頸部その他）	11	2.00	12.82	0.00%	68.18

肝臓癌の患者さんに対しては手術以外の肝臓癌の治療としてラジオ波焼灼療法(RFA)や肝動脈塞栓術、動注化学療法などを積極的にひろくおこなっています。

血液内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6261	リンパ節摘出術（長径３ｃｍ未満）	15	4.73	11.93	13.33%	70.47
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用埋込型カテーテル設置（頭頸部その他）	-	-	-	-	-
K6262	リンパ節摘出術（長径３ｃｍ以上）	-	-	-	-	-
K386	気管切開術	-	-	-	-	-
K7162	小腸切除術（悪性腫瘍手術）	-	-	-	-	-

血液内科では、白血病、悪性リンパ腫および多発性骨髄腫に対して、自己末梢血幹細胞移植、同種造血幹細胞移植を行っています。また、他の診療科と協力して悪性リンパ腫に対する診断のためリンパ節摘出術をおこなったり、血液悪性腫瘍に対する化学療法のための抗悪性腫瘍剤静脈持続注入用カテーテル設置等をおこなっています。

神経内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K620	下大静脈フィルター留置術	-	-	-	-	-
K0062	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径３ｃｍ以上６ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
K1741	水頭症手術（脳室穿破術）（神経内視鏡手術による）	-	-	-	-	-
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む）	-	-	-	-	-
K386	気管切開術	-	-	-	-	-

呼吸困難による気管切開術、神経難病患者の胃瘻造設等、精査・加療や合併症に対する治療の中で他の診療科との連携で実施した手術が挙がってきています。

呼吸器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）	-	-	-	-	-
K386	気管切開術	-	-	-	-	-
K6261	リンパ節摘出術（長径３ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
K496-4	胸腔鏡下膿胸腔掻爬術	-	-	-	-	-
K514-21	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）	-	-	-	-	-

呼吸器疾患による呼吸困難に対処する気管切開術、肺動静脈瘻に対する血管塞栓術等、精査・加療や合併症に対する治療の中で他の診療科との連携で実施した手術を行っています。

内分泌・代謝・糖尿病内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K171-21	内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術（下垂体腫瘍）	-	-	-	-	-
K754-2	腹腔鏡下副腎摘出術	-	-	-	-	-
K5493	経皮的冠動脈ステント留置術（その他）	-	-	-	-	-
K013-23	全層植皮術（１００ｃｍ２以上２００ｃｍ２未満）	-	-	-	-	-
K171-22	内視鏡下経鼻的腫瘍摘出術（頭蓋底脳腫瘍（下垂体腫瘍を除く））	-	-	-	-	-

脳神経外科による脳下垂体腫瘍切除後の内分泌検査で術後に当科へ転科して実施しているため、内視鏡下経鼻的下垂体腫瘍切除術が挙がってきています。その他、精査・加療や合併症に対する治療の中で他の診療科との連携で実施した手術を行っています。

膠原病・感染症内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K6261	リンパ節摘出術（長径３ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
K386	気管切開術	-	-	-	-	-
K6531	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜）	-	-	-	-	-
K722	小腸結腸内視鏡的止血術	-	-	-	-	-
K7212	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ以上）	-	-	-	-	-

膠原病・感染症内科が独自で行う手術はなく、確定診断のための精査及び合併症に対する治療に必要な手術等を行なっています。

消化器内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	84	2.26	2.02	0.00%	64.00	大腸内視鏡的粘膜切除術(大腸ＥＭＲ) 大腸内視鏡的粘膜切除術(大腸EMR：2泊3日)
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層）	71	1.55	6.86	0.00%	72.01	胃内視鏡的粘膜下層剥離術(胃ESD) 胃・食道内視鏡的粘膜下層剥離術(胃・食道ESD)
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	31	2.00	10.10	9.68%	70.71
K6113	抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置（頭頸部その他）　　　　　　　　　抗悪性腫瘍剤動脈、静脈又は腹腔内持続注入用埋込型カテーテル設置（頭頸部その他）	28	7.82	12.36	3.57%	62.54
K526-22	内視鏡的食道粘膜切除術（早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術）	27	2.41	6.96	0.00%	69.48	食道内視鏡的粘膜下層剥離術(食道ESD) 胃・食道内視鏡的粘膜下層剥離術(胃・食道ESD)

消化器内科では、良・悪性を含めた消化管疾患と胆膵疾患の診療に行っております。主に、内視鏡による検査・処置を行っております。消化管疾患の診断に対しては上・下部消化管内視鏡検査、小腸内視鏡、カプセル内視鏡検査などを行っております。早期消化管癌治療として、内視鏡的粘膜切除術（EMR）、内視鏡的粘膜下層剥離術（ESD）を行っております。胆膵疾患の診断に対しては超音波内視鏡検査（EUS）を主体に行っており、EUS関連治療手技も積極的に行なっております。閉塞性黄疸や胆管結石の治療のために内視鏡的逆行性胆管膵管造影（ERCP）関連処置も行っております。特殊治療としては、食道癌に対する化学放射線療法または放射線療法後の局所遺残再発において、レザフィリンおよび半導体レーザを用いた光線力学療法（PDT）を行なっております。再建腸管に対するERCPも行なっております。また、超音波内視鏡ガイド下の胆道ドレナージ・嚢胞ドレナージなどの治療や十二指腸や大腸に対しての消化管ステント留置なども行っております。内視鏡診断・治療のみならず、切除不能消化器癌に対する各種化学療法も行っており、抗癌剤投与のための埋め込み型カテーテル（CVポート）の留置術も行い、外来治療への迅速な導入に努めております。

小児科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K386	気管切開術	-	-	-	-	-
K5622	動脈管開存症手術（動脈管開存閉鎖術（直視下））	-	-	-	-	-
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）	-	-	-	-	-
K5741	心房中隔欠損閉鎖術（単独）	-	-	-	-	-
K1742	水頭症手術（シャント手術）	-	-	-	-	-

小児科では、気管切開術、心内修復術、口蓋扁桃摘出術、水頭症シャント術をはじめとする様々な手術が必要な患児の術前、術後管理を行っています。

心臓血管外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K5612	ステントグラフト内挿術（腹部大動脈）	18	4.39	12.39	5.56%	78.11
K5551	弁置換術（１弁）	18	5.11	27.50	38.89%	75.56
K5522	冠動脈、大動脈バイパス移植術（２吻合以上）	15	4.33	25.73	33.33%	65.13
K5611	ステントグラフト内挿術（胸部大動脈）	-	-	-	-	-
K5552	弁置換術（２弁）	-	-	-	-	-

当科の主な対象疾患は、心臓弁膜症　虚血性心疾患（狭心症　心筋梗塞）先天性心疾患、大動脈瘤（胸部　腹部）閉塞性動脈硬化症　静脈瘤です。最近の心臓血管外科領域は、社会全体の高齢化に伴い、当院でも動脈瘤症例は増加しています。そのため、当科では2015年11月には県内最高の機能を有したハイブリッド手術室を稼働させ、高水準のステントグラフト治療（大動脈治療）を行っています。また、高齢者に多くみられる大動脈弁狭窄症（心臓弁膜症）に対しても、このハイブリッド手術室を利用し、2017年6月から経カテーテル大動脈弁治療（ＴＡＶＩ）開始しました。　また、最近の傾向として高齢者（８０歳以上）症例、合併症を数多く抱えた症例などの増加が顕著です。当院の集中治療室は県内最大数のベッド数を有し、集中治療専門医、専門ナース、理学療法士　臨床工学士などの協力のもとに手術後の治療、ケア、リハビリを組み合わせた集学的治療を行っています。

肝胆膵外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	13	5.77	18.46	30.77%	72.62
K6951	肝切除術（部分切除）（１歳以上）	11	5.64	17.45	9.09%	65.55	肝臓切除術
K7032	膵頭部腫瘍切除術（リンパ節・神経叢郭清等を伴う腫瘍切除術、十二指腸温存膵頭切除術）	11	15.18	30.18	36.36%	70.82	膵頭十二指腸切除術を受けられる患者さんへ
K695-21	腹腔鏡下肝切除術（部分切除）	10	8.00	7.30	0.00%	63.90
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	-	-	-	-	-	腹腔鏡下胆嚢摘出術

肝胆膵外科は、昨年と同様内視鏡による胆道系に関する内視鏡的診断と治療が上位を占めていますが、内視鏡の検査・治療は、今年の4月に開設した消化器内科に移行しました。

呼吸器・乳腺外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K5143	肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超える）	40	5.20	12.53	2.50%	70.15	肺葉切除術
K514-23	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（肺葉切除又は１肺葉を超える）	27	4.00	8.96	0.00%	67.93	肺葉切除術
K5132	胸腔鏡下肺切除術（その他）	15	4.20	9.47	0.00%	63.00	肺葉切除術
K514-21	胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術（部分切除）	14	11.36	9.14	0.00%	53.86	肺葉切除術
K4763	乳腺悪性腫瘍手術（乳房切除術（腋窩部郭清を伴わない））	14	2.00	12.14	0.00%	69.14	乳房切除術

呼吸器・乳腺外科の主な手術は、肺悪性腫瘍切除術（開胸＋胸腔鏡下）年間120症例程、乳腺悪性腫瘍切除年間30症例程おこなっています。

消化管・内分泌・小児外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6335	鼠径ヘルニア手術	33	1.21	2.70	0.00%	13.45
K4632	甲状腺悪性腫瘍手術（全摘及び亜全摘）	25	2.56	8.52	0.00%	51.60	甲状腺悪性腫瘍摘出甲状腺切除術（検査なし）甲状腺切除術（検査あり）
K529-21	胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術（頸部、胸部、腹部の操作）	19	8.32	38.42	15.79%	70.95
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	16	9.31	18.94	0.00%	68.75	腹腔鏡下大腸切除術
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	15	1.20	1.67	0.00%	20.20

消化管・内分泌・小児外科で行った手術の上位は、小児グループによる鼠径ヘルニアです。胃悪性腫瘍の手術のほとんどが腹腔鏡下の術式で行われています。また、甲状腺悪性腫瘍に対する手術が増加傾向です。

形成外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K0301	四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術（躯幹）	-	-	-	-	-
K2191	眼瞼下垂症手術（眼瞼挙筋前転法）	-	-	-	-	-
K0101	瘢痕拘縮形成手術（顔面）	-	-	-	-	-
K0111	顔面神経麻痺形成手術（静的）	-	-	-	-	-
K0222	組織拡張器による再建手術（その他）	-	-	-	-	-

形成外科は他科と協同で手術することが多く、当科だけで行う手術は少ないです。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K0821	人工関節置換術（肩・股・膝）	187	2.63	16.66	87.17%	70.28	人工股関節置換術(THA) 人工膝関節置換術(TKA)
K080-41	関節鏡下肩腱板断裂手術（簡単）	59	1.95	12.97	93.22%	64.81
K1426	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（椎弓形成）	50	5.46	18.56	74.00%	69.56	頚椎椎弓形成術
K1425	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（椎弓切除）	49	5.41	13.43	55.10%	70.41	腰椎椎弓切除術
K066-21	関節鏡下関節滑膜切除術（肩）	35	1.86	9.66	42.86%	53.51

整形外科の手術の腫瘍手術別患者数は、人工関節置換術が187件、関節鏡下肩腱板断裂手術が59件、頚椎椎弓形成術が50件、腰椎椎弓切除術が49件、肩関節滑膜切除術が35件です。
また腫瘍の手術や膝十字靭帯、後方椎体間固定術や腰椎椎間板摘出術も数多く施行しています。

皮膚科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K0072	皮膚悪性腫瘍切除術（単純切除）	68	1.96	11.76	1.47%	70.31	皮膚切除、植皮、生検術（顔面）皮膚切除、人工真皮植皮、生検術(頭部) 皮膚単純切除術
K0063	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部以外）（長径６ｃｍ以上１２ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
K6261	リンパ節摘出術（長径３ｃｍ未満）	-	-	-	-	-
K0071	皮膚悪性腫瘍切除術（広汎切除）	-	-	-	-	-	皮膚切除、植皮、生検術（顔面）皮膚切除、人工真皮植皮、生検術(頭部) 腋窩リンパ節廓清術
K0053	皮膚、皮下腫瘍摘出術（露出部）（長径４ｃｍ以上）	-	-	-	-	-

皮膚科の手術では、悪性腫瘍および良性腫瘍切除術の再建術として植皮術や皮弁形成などを行っています。皮膚腫瘍を含めたさまざまな皮膚疾患に対して、生検術、病理診断を行っています。

泌尿器科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K8036ﾛ	膀胱悪性腫瘍手術（経尿道的手術）（その他）	115	2.44	4.97	1.74%	72.60	経尿道的膀胱腫瘍切除術(TUR-BT)
K773-2	腹腔鏡下腎（尿管）悪性腫瘍手術	54	3.67	10.56	1.85%	64.26	腹腔鏡下腎臓摘出術
K783-2	経尿道的尿管ステント留置術	29	1.41	3.24	0.00%	67.00
K843-2	腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術	27	2.37	12.67	0.00%	67.78	前立腺全摘(ラパロ)
K836	停留精巣固定術	19	1.00	1.05	0.00%	2.84	停留精巣

尿路性器腫瘍に対する主な手術療法は内視鏡手術、腹腔鏡手術（腹腔鏡下副腎摘除術、腹腔鏡下腎摘除術、腹腔鏡下根治的前立腺摘除術、腹腔鏡下膀胱全摘術など）が中心ですが、進行例では外科と綿密に連携し難度の高い開放手術も行っています。小児泌尿器科疾患の手術（逆流防止術、尿道形成術、精巣固定術）も数多く手がけています。間質性膀胱炎に対する膀胱水圧拡張術、尿失禁に対する手術療法（TVT、TOT）、骨盤内臓器脱に対するTVM手術、腹腔鏡下仙骨膣固定術も施行しています。生体腎移植については、ドナー腎摘出術を低侵襲の腹腔鏡下に行っています。

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む）　注	293	3.17	6.91	0.34%	68.00	黄斑円孔黄斑前膜網膜剥離（硝子体手術）
K2801	硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む）	84	3.37	6.24	0.00%	69.24	黄斑円孔黄斑前膜網膜剥離（硝子体手術）
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入する場合）（その他）	122	1.93	2.27	1.64%	67.66	両目白内障片目白内障
K2683	緑内障手術（濾過手術）	75	3.24	9.39	1.33%	68.47	緑内障
K2422	斜視手術（後転法）	61	1.61	1.08	0.00%	21.34	斜視（全麻）斜視（局麻）
K204	涙嚢鼻腔吻合術	21	2.71	1.76	0.00%	72.14	鼻涙管塞・狭窄症

眼科では、包括医療診断群で対象外となった白内障の手術件数が最も多い手術です。緑内障、斜視に対する手術も上位にあがっています。

注：K2801　硝子体茎顕微鏡下離断術（網膜付着組織を含む）には病院公費により集計の対象外となった件数も含まれております。

耳鼻いんこう・頭頸部外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K319	鼓室形成手術	173	2.83	9.46	0.00%	47.10
K3772	口蓋扁桃手術（摘出）	60	1.27	6.17	0.00%	22.37	小児扁桃摘出・アデノトミー・チュービン
K328	人工内耳植込術	22	2.95	7.59	0.00%	34.05	人工内耳埋め込み術
K290	外耳道骨増生（外骨腫）切除術	20	1.25	3.30	0.00%	43.10	サーファーズイヤーの手術
K4571	耳下腺腫瘍摘出術（耳下腺浅葉摘出術）	18	1.56	6.78	0.00%	60.11	耳下腺の手術、顎下腺の手術

耳鼻いんこう・頭頸部外科の手術件数で5位以下の主な手術は、アブミ骨摘出術が15件、内視鏡下鼻・副鼻腔手術が14件、頸部郭清術が13件、喉頭腫瘍摘出術が12件でした。

産科・婦人科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K8981	帝王切開術（緊急帝王切開）	45	17.87	9.13	0.00%	30.76	帝王切開(児が入院) 帝王切開(児は正常）帝王切開(母児同室）
K879	子宮悪性腫瘍手術	42	2.36	22.02	0.00%	54.79	広汎子宮全摘術(RTH) 腹式子宮単純全摘術+両側付属器切除・卵巣摘出術(ATH+BSO)
K867	子宮頸部（腟部）切除術	32	1.03	1.06	0.00%	37.25	子宮頸部（腟部）切除術(CONE)
K877	子宮全摘術	22	1.64	8.55	0.00%	45.00	腹式子宮単純全摘術+両側付属器切除・卵巣摘出術(ATH+BSO) 腹式子宮単純全摘術(ATH)
K8982	帝王切開術（選択帝王切開）	19	27.16	8.63	5.26%	33.47	帝王切開(児が入院) 帝王切開(児は正常）帝王切開(母児同室）

産科・婦人科の手術は帝王切開術が多く、悪性腫瘍及び良性腫瘍に対しては腹腔鏡手術を行なっています。

放射線科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K6153	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（その他）	-	-	-	-	-	肝動注塞栓術
K6152	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（選択的動脈化学塞栓術）	-	-	-	-	-	肝動注塞栓術
K142-4	経皮的椎体形成術	-	-	-	-	-
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	-	-	-	-	-
K0592	骨移植術（軟骨移植術を含む、同種骨移植、生体）	-	-	-	-	-

　放射線科では、画像支援下治療（IVR：Interventional Radiology）による肝細胞癌に対するカテーテル治療（肝動脈化学塞栓術）を数多く実施しています。また、圧迫骨折に対する経皮的椎体形成術（骨セメント療法）や、狭くなった血管をカテーテルを用いて拡張する血管拡張術などを実施しています。
　表記の内容は当科単独にて診療した実績のみを表しており、実際には救急救命センターを含め各診療科と連携し、年間350例を超える手術を提供しています。
　血管塞栓術 169例、緊急止血術 39例、血管リザーバー留置術 27例、膿瘍ドレナージ術 21例などです。

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢	患者用パス
K1692	頭蓋内腫瘍摘出術（その他）	51	6.43	24.16	31.37%	61.59	開頭腫瘍摘出術
K1781	脳血管内手術（１箇所）	13	1.85	13.46	23.08%	62.85
K1771	脳動脈瘤頸部クリッピング（１箇所）	-	-	-	-	-	開頭クリッピング術
K609-2	経皮的頸動脈ステント留置術	-	-	-	-	-
K160-2	頭蓋内微小血管減圧術	-	-	-	-	-

脳神経外科手術件数では、悪性および良性脳腫瘍に対して、安全に手術を行うために、原則的に神経モニタリングやナビゲーションシステムを併用しての開頭頭蓋内腫瘍摘出術が最も多い。脳血管障害については血管内治療を多く行っているが、脳動脈瘤のコイル塞栓に加えて、内頸動脈狭窄症に対するステント留置術が中心となる。脳動脈瘤に対しては、血管内治療困難例に対する開頭クリッピング術も併用している。また、三叉神経痛や片側顔面痙攣に対する微小血管減圧術（機能的脳外科手術）も増加傾向が見られる。

救急科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K654	内視鏡的消化管止血術	14	0.00	8.43	50.00%	67.86
K386	気管切開術	11	14.64	13.91	72.73%	73.82
K0462	骨折観血的手術（下腿、前腕）	10	5.30	23.30	90.00%	52.30
K1422	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（後方又は後側方固定）	-	-	-	-	-
K6151	血管塞栓術（頭部、胸腔、腹腔内血管等）（止血術）	-	-	-	-	-

消化管からの出血の止血術（内視鏡を用いた）、気道確保のための気管切開術や骨折の手術、外傷による出血の止血術が上位を占めています。このような手術に対応するため、他科の医師と協同で手術を行っています。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	-	-
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	-	-
180010	敗血症	同一	34	0.35%
180010	敗血症	異なる	-	-
180035	その他の真菌感染症	同一	-	-
180035	その他の真菌感染症	異なる	-	-
180040	手術・処置等の合併症	同一	51	0.53%
180040	手術・処置等の合併症	異なる	-	-

平成28年度 宮崎大学医学部附属病院 病院指標

平成28年度宮崎大学医学部附属病院病院指標