放射線治療部門

治療施設   データ管理システム   放射線治療部平面図

(沿革)

S52.4 放射線部開設
S52.10 放射線治療診療開始
テレコバルト(RTGS-2DM)
腔内治療(MTSW-20A)
S52.11 表在治療装置(ソフテックス)設置
S54.4 リニアック(ML-15M?)治療開始
S55.3 密封小線源組織内治療開始
S55.3 治療計画装置(MODULEX)導入
S61.3 SRS治療開始
S63.4 治療計画用CT装置(TCT-300)設置
H5.1 ハイパーサーミア治療開始
H7.3 リニアック装置更新(EXL-20DP)
H7.3 治療計画装置(RPS-700U)導入
H8.3 コバルト装置更新(リニアックEXL-15SP導入)

(治療施設)

1、第1リニアック装置(EXL-20DP/三菱)
  X-6,10MV/E-6,9,12,15,20MeV

2、第2リニアック装置(EXL-15SP/三菱)
  X-4MV/E-3,6,9,12,15MeV

3、腔内治療装置(MTSW-20A/島津)

4、温熱治療装置(Thermotron RF-8/山本ビニター)

5、組織内治療(137Cs針、192Irシングルピン・ヘアピン)

6、X線シミュレータ(RH-5/島津)

7、治療計画用CT装置(TCT-300/東芝)

8、治療計画装置(RPS-700U/三菱)

9、線量計(IONEX DOSEMASTER2590)

10、TLD(TLD 3500型/HARSHOW)

11、半導体線量計(DPD-510/SCANDITRONIX)

(データ管理システム)

1、患者情報管理システム(Patient Data Management System:PDMS)(図1)

 2つのリニアック装置のデータ管理装置(Data Management Equipment:DME)をONLINE(10BASE2)で患者データ管理装置(PDM)に接続し、データベースを作成している。患者データは外照射だけでなく、腔内照射、組織内照射、温熱治療のデータも管理している。PDMには日間・週間・年間・部位別・疾患別・治療方法別などの各種集計機能があり、任意期間の治療統計などが出力可能である。

 
図1 患者データ管理システム

2、治療画像サーバシステム(図2)

 治療関連画像として、位置決めCT画像、シミュレータ画像、(Electric Portal Imaging Device:EPID)画像、線量計算後の分布画像などがある。それらの画像を治療患者IDごとにファイリングし、画像データベースを構築している。データはサムネイル(参照画像)を作成することにより、軽快な検索作業が可能である。また、治療計画装置を介して、診断用CTやMRI装置とも接続されており、治療開始時点の画像から、治療中・治療後の画像も取り込むことができる。データベース化された画像は、昇華型プリンターに出力し、カルテに添付したり、他院への患者紹介の際の参照画像として利用する。また、保存画像は学術スライド作成などにも利用される。サーバとクライアント2台の装置で構成され、それぞれ、治療計画装置・リニアック装置周辺に設置されている。

 
 図2 画像サーバシステム

(治療部門スタッフ)

 治療部門のスタッフは治療医2名、研修医1名、技師2名で構成されている。

(放射線治療部平面図)

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